『船辨慶』一丁!



“知盛抜き”で。
…静は一応記憶あるんですが。気付いたら見事に幕切れで、万雷の拍手の歌舞伎座、でした(泣)。


てか私的にはそれ以前の問題として。
『重の井』すら途中から撃沈(号泣)。
福助丈は勿論、十日に観た時より児太郎くんがとっても良くなってたのに…。
「子役のコタちゃん観られるのはきっとこれが最後、しかも福助さんと一緒だしっ!」
というのもあり、楽取ったのに orz
NHK地上波で放送してくれないかな…って、今日のじゃなくちゃそれもほとんど意味無いが。
救いは一度ちゃんと観ていた事と*1『松浦の太鼓』は寝なかった、ってことでしょうか。


ちなみに昼の部は危ないかな、と思ったけど、大丈夫でした(苦笑)。
『弁慶上使』はまず新悟くんがデカイと思い…(笑)。でも最初の台詞が声が辛そうで心配だったけど、後は思った以上に良かったのでこれからが楽しみ、って感じで。*2
福助丈演ずるおわさは、娘が出来た時の経緯を強引に話す、ってのが凄いキャラクターだな、と思ったんだけど(笑)、母の部分の心情を表す時との落差に上手く繋がっていた、という気が。片袖を綴じていた糸を切る仕草のこの上無い色っぽさに悩殺され(苦笑)。あとやはり片袖を使った、生まれたばかりのしのぶに見立てての昔語りの場面では『桜姫』の稲瀬川の場を思い出しました。何故どちらの場面も舞台写真が無かったのかが非常に不満、だったり。せめてどちらかでも…。*3
つーか泊まりに行った先でそこの娘をヤっちゃう稚児ってのはどうよ?という気がしました…<余りにも下品な俺。しかもそれが“生涯一度”ってのは(苦笑)<これこそ“歌舞伎”ですよ〜。


『猩々』は、あの頭で隈取無しというのが何だか不思議な感じ。
三社祭』は評判に違わず…てかそれ以上の元気一杯さが気持ち良かったです。*4


『盲目物語』は切ない話だなぁ、と。
基本的に弥市も藤吉郎も、やってることは同じなのに。
「最後に本当に幸せだったのはどちらなんだろう。」
という気がしています。


ともあれ今日で今年の歌舞伎納め。
まぁ良く観たな。
来年は諸事情あり、ペース落とさざるを得ないのですが。
でも既に歌舞伎会購入5回カウント入ってるのよね…(失笑)。


今年のシメ。
今年のシメ。 posted from フォト蔵

*1:その安心感から寝ちまった、というのも多分にあるんだが…。

*2:まずはコクーン、か。

*3:既に何枚か売り切れていたけど、話の流れからして違う場面だったのだと思う。

*4:しかし改めて勘太郎くんの太ももの立派さに驚くやら感心するやら(笑)。