どうにも解せない



今日から納涼の一般売りが始まった訳ですけど。
既に歌舞伎会特別会員の発売時点で二部がほぼ完売状態だったようで。なんかこれってどうもよくわからないんですよね…。
お手軽に観られる時間帯で人気、ということなのか、えり子さん効果ということなのか。両方なのかもしれないけど。
とにかく例年三部が一番売れ行きが良かったと思うんですけど。ホント何故にこんなにバカ売れしてるのかわかりません二部。
いや個人的には一番通いたい部だったりするんですけどね二部。つか例年私の場合、二部を一番観ているんだよねぇ…。三部は大体勘三郎丈メインの演目で、脇を固めているので美味しいというのがあるんだけれども、福助丈を堪能するなら(笑)二部だもんねぇ。去年は『吉原狐』、一昨年は『伊勢音頭』、その前は『仇ゆめ』でしょ。*1
しかし今回も勿論歌舞伎会ゴールド会員枠で取ったのだけれど、10:00の受付開始と同時にアクセスしたにも関わらず既に初日の3Bに×が付いていたというところからしてどうにもおかしいんですよ。もしかしなくても今年の二部って団体枠が大量に入ってるのかも…。それに売り切れという事態が「無い!」→「観たい!」という連鎖を引き起こしているんじゃないかと思ったり。
で、ワタクシ初日、3B取れなきゃなー、って躊躇した見通しの甘さが祟り、一部・三部というどうしようもない取り方をしていて宙ぶらりん状態であります…。歌舞伎会の優先枠目一杯使ってしまったので、他の席種を取ろうにも一般売りまで取れない状況だったんですよ。まぁ一部終わったら幕見で、という手はありますけど、なんだかこの売れ行きを見るとそれも難しいかしら、という気がするので<踊らされてる?
でも前述のような可能性もあるし、今のところどうにもしようがないのでしばらくは静観してみますかね、どっと戻りが出てくるんじゃないかと淡い希望を抱きつつ。


そういえば『舌切雀』。
松竹のサイトやチラシなどには未だに配役載っていませんが。
毎月一般売り前日に御馴染みの夕刊広告によりますと、おじいさんが三津五郎丈、おばあさんが勘三郎丈、そして雀が福助丈、なのだそうです。
こりゃ益々切符取りにくくなりますわなぁ…。つーか悪いけど私はこうなったら徹底的に雀が目当て、になりますが(笑)。


配役・演目の初回発表時のエントリーはこちら → 八月納涼大歌舞伎演目・配役決定 - くだま記

*1:と過去3年分しか出せないという底の浅い歴しかありませんけど私。その前、2003年も観ているけど、当時はほとんど福助丈に興味無かったからなぁ…てか完全にあの頃は勘九郎丈目当てで勉強不足、他の役者さんのことってわからなかったというのが正しい。それでも『鼠小僧』のお高の嫌な女っぷり(笑)は鮮やかに記憶に残ってますが。シネマ歌舞伎でおさらいしたというのもありますけど、生で見た時に既に凄いとは思いましたからねぇ。