古書


勘九郎ぶらり旅

早いです…もう古本屋に出てました(汗)。でもカバーの折り目部分がかなり傷んでいるので、元の持ち主さん、きっちり読まれたのでしょう。
内容は…『勘九郎日記「か」の字』とダブってます、はい(汗)。てか『勘九郎日記』がNY公演のくだり以外、既刊本の寄せ集めといった感じの本ですので。
歌舞伎にまつわる場所を勘九郎丈が訪ねる、といった趣向。
『梅ごよみ』や『一本刀土俵入』などにまつわる話などは、私個人が好きな演目なだけに楽しいくだりです。まだ斜め読みしかしてませんが(汗)。


ほおずき地獄

先日検索ワード“桜姫”でヒットしたものを色々見て回っていた際に、ズバリ『桜姫 (文芸シリーズ)』というタイトルの本を見付けまして。梨園を舞台にしたミステリーということで、あんまりミステリーというジャンルは好きではないのだけれど、興味を惹かれました。
そして数日前、カウンタ逆検索の“歌舞伎・サスペンス”でだったかな?ヒットした中にあったのが同じ作者さんの『ねむりねずみ (創元推理文庫)』。
Amazonのページに飛んで色々調べてみたら、この作者さん歌舞伎をモチーフにした作品をかなり書いてらっしゃる。
で、本当は手始めに『ねむりねずみ』を読んでみるつもりだったのだけど、今日古本屋に行ったらたまたまあったのがこの本という次第。
『桜姫』も『ねむりねずみ』も現代を舞台としているけれど、この作品は江戸時代。でも歌舞伎役者が重要な登場人物として出てくるし、何せ“猿若町”、そしてこちらもまだ斜め読みしただけですが、しっかり“中村座”という言葉も出てくる。
面白くて、あっという間に読み終えそう。*1


歌右衛門疎開

歌右衛門の疎開 (岩波現代文庫)

歌右衛門の疎開 (岩波現代文庫)

…あれ? 今ざっくり目を通してみたんだけど。
この本の存在を知って以来、歌右衛門丈のことだけを書いてある本だと思ってました…。
実際は他の役者さんや大向うさんのことなども書いてある短編集だったのね(汗)。
最初の章の先代團十郎丈の話を読んでみましたが。物凄い短気、という話しか今まで聞いたことがない先代團十郎丈、当代とそっくりじゃない?(本当なら当代が先代に似ている、というところだけど)
これも読み出したらすぐ終わっちゃいそう。


*1:ちなみに『ねむりねずみ』を始めとする現代版シリーズの主役、女形の三階さんなんだけど、どうもイメージとして芝のぶちゃんが浮かんでしまう。まだ読んでないのに…(汗)。