目からウロコ。*1



また小ネタ。


以前手に入れた婦人雑誌か何かの別冊の着物の本で、福助丈が演目のイメージに合わせた着物をデザイン、という企画がありまして。
その際の染色家さんと打ち合わせの会話の中で
「家では“芝翫茶”というと濃い緑です。」
という発言があり。
「そうかー、“正しい芝翫茶”って緑なんだ。」
と思ったのですが、何故緑なのかが謎のままでした。
ところが先ほど、『役者の「色」 - 梅之芝居日記』を拝見しておりまして、
「おぉ、コレは正にワタシの知りたかったこと!」
という記事がありました。
曰く、茶=茶色ではなく、茶=お茶=緑とのこと。
まぁ…少し発想の転換をすれば簡単にわかるんじゃないの、って感じもしますが(汗)。


ちなみに先日ちょっとURL載せましたhttp://www2s.biglobe.ne.jp/~sakamaki/*1の色に関するコーナーには、“梅幸茶”はきちんと(?)緑系の色が示されていますが、“芝翫茶”は茶色になってます。
ネットで何度か“芝翫茶”を検索してみた時にも、全て(とは断言し切れませんが…件数かなりありますので全部のページを見た訳では無いので)茶色が出てきますしね…。
こういった“家の色”というのは、御贔屓方がこぞって身に付けたりしたものだ、ということなんですけど、茶色と緑では随分と差があり過ぎですよねぇ。実際に御贔屓方から好まれた色は、果たして茶なのか緑なのか…。

*1:ここの記事は一度ちゃんと目を通しておいた方がいいと思っているのだけれど、未だ果たせず(汗)。