『桜姫』観劇記/五回目〜前編



◆五回目〜二十四日・昼の部 平場松列10番


終演後、現地より携帯メールにてひとこと更新致しましたが。
はい、今日も行って参りましたよ〜、シアターコクーン
もう今月の私の体は、コクーン内の売店コーヒーと菓子、お土産に売られている瓦煎餅で出来ている、と言っても過言ではありません(笑)。*1



※今日の写真は下記エントリーにあるラウンジで戴いた、『桜姫』上演中限定メニュー、“桜紅茶”。塩漬け桜の塩抜いたもの(多分)がカップに入って、紅茶はポットで来ました。一杯目を注いだ直後の写真がこれ。桜の香りが素敵な、とても美味しいものでした。桜の塩漬けだけでこの香りが出るのかな?と思い、いっそ会計の時に茶葉は何を使っているのか聞こうと思いましたら…レジでティーバック売られてました、買いました(苦笑)。箱に販売元HPのURLが載ってましたので、参考までに。日本緑茶センター株式会社*2


で…実は今日はなんかもう疲労が極限まできているという感じで、記憶がいつもに増して曖昧になっております(泣)。
なのでさくっと…といつも書いているけど、むちゃ長くなってるんだよね…。


席は上記の通り、かぶりつき中央。
開演10分前くらいに中に入って席に着こうとしたら、あれ、誰か座ってる。
平場席の席番の表示方法が従来のものと違い、席に対して後ろではなく前方に付いているため、列を間違って座る方多数、というのを何度も目撃していたので(自分自身も最初の時、やりそうになったし)多分そうだろうと思ったらやっぱりそうだった(笑)。
私の右隣に座られる方が一足先に来られていて、既に座っていらした方と話し、無事正しい席へと着席。
ただ、その時、間違って座られていた方が、靴入れのビニールと、かぶりつきのみに配られる雨よけのビニールまで持って移動されてしまったので困るワタクシ(笑)。
一言声をかけて、返して(?)戴く。でもこのアクシデントのお陰で、隣に座られた方と開演前にお話しが出来、これが後に大いに助かることとなりました。


で、開演。
やっぱり前回のかぶりつきの時と比べると、全体的に舞台上のセットが前に出ている気がするんですが…。
中央からほんの少しでも外れた席と、まさに正面の席とでは、ほんの二席しか違わずとも随分印象が変わるなとは思ったのですが。それにしてもやっぱり近くなってる気が。
途中、明らかに姫の衣装から漂ってくる香り、というのも感じましたし。これもまた真正面の席ということからかも知れませんが。


さて…気になる福助丈の声。先日に比べて更に復調されていて何より。ただ、最初の暗転時と、『桜谷草庵の場』でしたでしょうか、咳払いと言うより、本当の咳をされていたご様子。
お顔立ちは…またお痩せになられたような…(汗)。


そして最初に書いちゃいましょう、今日の全体的な印象。
今日までの公演回数が一体何回になるのかわかりませんが(数えてみぃや…)、その回数分と、楽まであと六公演ということも加わっていたのでしょうか、今までよりかなり色々な意味で“濃厚”という言葉がぴったりくるような感じを強く受けました。
より更に各人物の性格などが際立ってきていた感じ。


先日のエントリーで、姫の母性について書きましたが、また更に。
『稲瀬川の場』と『権助住家の場』で子供と会う桜姫ですが。
今日はこれもまた今までとかなり違った印象でした。
“母性”云々とか言うこと以前、“子供が子供と対峙している”という感じ。
姫がとても幼く感じたのです。
確かに十七歳という設定。当時の常識でこの年齢で子を持つということが早かったのか普通だったのか、よくわかりませんが(不勉強露呈)、言い換えれば“やっぱり姫”という感じだったのでした。“世間知らずのお姫様の心細さ”といったものが、子供と向かい合った時に出ていたような気がしたのです。


『岩淵庵室の場』での、見知らぬところに連れて来られて不安げに中を見回す姫の姿は可憐で、何度見ても見惚れる美しさ。
清玄殺しでの海老反りは、やはり以前は正面向かっていたのが、横向きになったのですねぇ…(某所でのご助言ありがとうございました、NAOさん)。


と、ここまでつらつらと書いてきましたが。
すみませんもう色々と限界です…(滝汗)。
背中の痛みが腕まで下がってきてまして、右手の感覚が今ほとんどなくなりつつあります。
物凄く中途半端で自分でも悔しいのですが、ちょっと本日はこれで中断します。
明日には…書かないと明後日もう楽だってばよ!
頑張ります。

*1:あとドリンク剤と(爆)。

*2:他“和風クレープ”とか…名前見事に忘れましたが、デザートも限定メニューがありました。オーダーしました…「絶対食べられない。」と思ったけど、しっかり別腹でした(失笑)。