『舞踊詩劇・女と影』



18:30を少々回った位に開演し、正味1時間強ほどの上演でした。
細かいことはまた後で…という常套句でいつものパターンか?という危機感が一杯なのですが(滝汗)。
ともかく、私にはひたすら“眼福”の時間でした。
難しそう、という気構えで臨みましたが、抽象的な部分も全て含めて、そういったことも感じず。昨日エントリーしたように、サイトのインタビュー記事をプリントしたものを行きの電車で読んだことが効いていたのかも? というのもありますが、下手な所作事よりよっぽどわかりやすかった、という感じ。かなり乱暴な言い方ですが(汗)。


ちょっと一点、私としては「うーん」というところはあったのですが、それも“流れ”の中では違和感を感じることでは本来なかったものでしょう。


あとはもう、前述の通りの“眼福”、“至福”でございます(苦笑)。何度ため息をついたことか(汗)。
筋自体を福助丈演ずる“影の女”を中心に仕上げた、ということもあってとは思いますが、“人でないもの”を務められた福助丈の美しさ、妖しさは本当に素晴らしかったです。
最初は面を着け、和栗氏演ずる“月”と同じく、いわゆる“舞踏的”な踊りだったのですが、これも普段見ることが無い動きで斬新でしたし。
その後、“武士”である勘十郎丈が登場し、後方に掛った紗幕の後ろにそっと控えた福助丈からは、既に“人でないもの”のオーラが立ち上っていて、目が離せなくなり。
後はひたすら酔わせて戴いた、という…。


一度だけの公演というのは本当にもったいないですが*1ただ一度きりのもの、ということに逆に納得というのもあり。このあたりうまく表現出来ないのですけれど。
お役は異なりますが、「五世福助丈もこんな感じでお務めになられたのかしら…。」などと過去に思いを馳せてみたり、色々なことが思い浮かんだりもしまして、本当に“深い”ものでした。


実は終演後、某若者(笑)を拉致り、その他いつもの(?)メンツで高田馬場で食事をしまして、未だ電車で帰宅途中だったりします(汗)。
睡眠時間2時間の体で呑んでしまいました上に、携帯メールからのエントリーですのでいつもに増して訳分からず、ですが。
うん、頑張れる気がしてますよ(笑)。このところ勝手にアップダウン激しくて、正直参っていたんですけどね。
まぁ、今夜はとっとと寝ますけど(笑)。


あと、忘れてはいけない、歌舞伎系のブロガーさんたちにも沢山お会い出来て良かったです。
写真撮りにふらふらしていて、きちんとご挨拶出来なかったり、失礼致しました。
これからもよろしくお願い致します。


※明日にでも、このエントリーに写真追加する予定ですが、帰宅してから撮るつもりのもの以外は“フォト蔵”に既に上げてあります。とは言っても、リンク貼っていないですし、携帯からは尚更見られないし(汗)。例の如く“何だかな”写真ですし…。まぁ、取りあえず“予告”ということで<謎(汗)。


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…と、一夜明けて。
写真の件ですが、ちょっと今回のエントリーに組み込むのは難しいので、改めて新しいエントリーをしまして、そちらに入れます。とは言っても今週一杯まだまだ忙しいのですが…。
ただ、前述のように“フォト蔵”の方にはupしてありますので、ここをクリックするとパソの方は私の“フォト蔵”ページ内のカテゴリ“歌舞伎”のアルバムトップが出るので順に見られるかと思います<訳の分からんものばかりぞろぞろ出ますが。携帯からは無理なようですけど。*2
なんかユーザ登録していないと、いちユーザの全ての写真(アルバム)を見る、というのは駄目なようですね。…ブログのサイドバーなどに一覧で表示させる機能はちゃんとあるのに、単純なリンクは貼れないってなんか変。はてなじゃ許可されたJavaScript以外は使えないんだからさ…。

《2005.11.29 追記》

*1:正確にはゲネプロ合わせて2回、となるのでしょうか?

*2:ブログに貼り付けた写真1枚ずつであれば、携帯自体の処理容量を超えない限り表示されるのですけれど、“フォト蔵”サービス自身を携帯で見る、ということに対しては対応していないようで。