『アンテナ22』



でんでん仕事進んでないんですけど…(滝汗)。食事してそのまま流れで見てしまいました、『アンテナ22』。
何故かHDDレコーダの番組表データには内容が一切載らず*1、ヨソ様のブログなどを拝見していなかったら*2知らないまま終わっていたかも知れません。


ともあれ感想。
番組HPでCM見て「げーっ!」と思い、オープニングにも同じと思われるものが流れて本気で背筋が寒くなったんですが。
あの異様に甘ったるい“近頃の娘さんを意識したナレーション”、それこそ“今、若いコに人気の二人!”の特集という番組の主旨なんでしょうが、かなり抵抗がありました。あの調子で進んでいくようなら本気で見るの止めようと思いましたよ…。*3変なところで頭固過ぎなのかなぁ、やっぱり私<歳だよ。
でも本編のナレーションは大竹しのぶさんだったので一安心(笑)。しかし…今度は逆にちょっと聞き取りにくかったです(苦笑)。


で、冒頭こそ軽いノリでしたが、内容は結構濃いものでしたね。やはりあの“軽さ”は若い人の目を向けさせるものだったのかと。
しかし始まったら始まったで、またちょっとキモチワルイことが…。
盛んに“中村家”と言われてましたよね、あの一家のことが。あれってどうなの、と。
確かに“中村屋”と言うと一門の方全てを指すことになってしまいますし、*4“波野家”と言った場合は歌舞伎のことが詳しくない方には何のことやら、ですが。*5“歌舞伎役者・中村勘太郎七之助”の特集ということで、二人を中心にした言い方として“中村家”という言い方にしたんだと思うんですけど、もう心の中では
「“中村家”は芝翫さんちや福助さんちや、ハッシーんちだわいっ!」
と突っ込みまくりでした(失笑)。


閑話休題
三人吉三』のお稽古風景がありましたんで、一昨年の暮れからの取材ということになりますよねぇ。お二人がお子ちゃまの頃の映像もありましたけれど*6ちょっと前からのものですよ、といった説明が無かったようでしたので、これは少し不親切なんじゃないかな、という気もしました。
って文句ばっかり書いてますが…。前述のように1時間の番組内にコンパクトながら良く収められていたな、と思いますね。
で、凄く驚いたことがあって。
今まで私、七之助くんを一度もお父様に似ていると思ったこと無かったんですけど。確か山古志を訪れたシーンのところだったと思うのですが、じっと景色を見詰める横顔から正面に向かっての顔がびっくりするほど勘三郎丈に似ていて。ちょっと最近顔に肉が付いてきたのかしら〜、という気もしたんですが(今まで細過ぎだったから丁度良いですね)やはり“男の顔”になってきた、ということでしょう。“少年ぽさ”が最近あんまり感じられなくなって、嬉しいやら寂しいやらでございます(苦笑)。
あと気になったのは勘太郎くんのメガネかなぁ。CMでも本編でも思ったんですけど、見る角度によってはアレ“ビン底メガネ”に見えません?(笑) 決して似合っていない訳では無いんだけど。勘太郎くんて視力悪かったんだっけ?*7
でもってちょっと、先日の錦秋特別公演に行かなかったことを後悔しました…。少ししか映りませんでしたけど『蝶の道行』のお二人がとても綺麗だったんでねぇ。
ま、ここらへんの雪辱(苦笑)は、楽までおあずけの『猩々』と『三社祭』、あと今日取った新春特別舞踊公演の『棒しばり』に…。全然踊りの種類違いますけどね(笑)。*8

*1:開始直前に最新データを確認してみましたが、やはり番組内容は入っていませんでした。

*2:id:cordiaryさんとか。

*3:録画はちゃんとするけれども。

*4:逆にぐっと狭く、勘三郎丈のみを指す、という方が現時点では近いかな…。

*5:この点に関しては、最初に断りを入れる、ということで解決出来るとは思いますけど。

*6:しかし何度見てもあの“七之助くんビンタ事件”は凄いと思う。そして“昔の映像もあり”というようなことがオープニングで言われて、密かに色々期待していた私…なんのかんのと文句言う筋合いは無いね(汗)。

*7:七之助くんは悪いよね。昔の映像なんかじゃがっつりメガネかけてるもんね。

*8:あちこちのブログ拝見していると、今月の踊りはお二人とも元気一杯、とのことで。一昨年の錦秋花形歌舞伎で『棒しばり』を拝見しているので、目に浮かぶようですわ〜。楽しみ楽しみ。