寿初春大歌舞伎 演目・配役発表



今日は12月の歌舞伎座ゴールド会員発売日だった訳ですが、詳しい配役がupされた上に、年明け1月の演目・配役も発表されました。

◆昼の部

一、松竹梅
  〈松の巻〉
    梅玉
    橋之助
  〈竹の巻〉
    歌昇
    信二郎
    松江
    高麗蔵
  〈梅の巻〉
    魁春
    孝太郎
    芝雀

二、平家女護島 俊寛
   俊寛僧都     吉右衛門
   海女千鳥     福助
   丹波少将成経   東蔵
   平判官康頼    歌昇
   瀬尾太郎兼康   段四郎
   丹左衛門尉基康  富十郎

三、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
   武蔵坊弁慶  幸四郎
   富樫左衛門  梅玉
   源義経    芝翫

四、六歌仙容彩 喜撰
   喜撰法師  勘三郎
   祇園お梶  玉三郎

◆夜の部

一、廓三番叟
   傾城千歳太夫  雀右衛門
   番新梅里    魁春
   新造松ヶ枝   孝太郎
   新造春菊    芝雀
   太鼓持藤中   富十郎

二、祇園祭礼信仰記 金閣寺
   松永大膳        幸四郎
   雪姫          玉三郎
   十河軍平実は佐藤正清  左團次
   松永鬼藤太蔵      彌十郎
   慶寿院尼        東蔵
   狩野之介直信      梅玉
   此下東吉        吉右衛門

三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子
   小姓弥生後に獅子の精  勘三郎

四、処女翫浮名横櫛 切られお富
   お富      福助
   井筒与三郎   橋之助
   蝙蝠の安蔵   彌十郎
   赤間源左衛門  歌六

…今月より豪華なんじゃないの、と思うのは気のせいですか?


以下ひとこと印象。
『松竹梅』って最近観たよね?ってあれは『君が代松竹梅』。
俊寛』。先日歌舞伎衣裳展で見た千鳥の衣裳をこんなに早く舞台で拝見出来るとは。しかも福助丈で。*1
巡業拝見出来なかったので結構嬉しかったりします『勧進帳』。義経芝翫丈だし。今まさに巡業と演舞場で上演中ですから、またか、と思う向きは物凄くあると思いますが。
『喜撰』は昨年のお正月に演舞場で菊五郎丈のものを拝見しましたねー。先々月の『業平』と『小町』に続いての『六歌仙』。てか久々の勘三郎丈。
『廓三番叟』も…去年の10月にやってますねー。
金閣寺』は玉三郎丈が雪姫というのにまずおぉー、ですが、真っ先に思い浮かんだのは幸四郎丈と吉右衛門丈が碁を打つ、という絵でした(笑)。
『鏡獅子』は、勘三郎丈のあのふっくらと可愛らしい弥生がまた拝見出来ると思うと嬉しい。
で、『切られお富』デター! 総じて眉無しのお役と言うのは福助丈に限ったことでなくあんまり好きではないのですけど、これは悪婆ですからねー。楽しみー。*2

*1:そういえばあの時、結構あの衣裳が傷んでいたのが気になりました。背中に色褪せと言うかしみのようなものがありましたよね。でも悪い印象と言ったものは感じませんでした。むしろ、本当に舞台で使われているのだなー、という。

*2:今回、弥十郎丈のお名前が“彌”になっているのには何か意味があるんでしょうか?