松竹永山会長死去
松竹会長の永山武臣さんが死去 戦後の歌舞伎界をリード
2006年12月13日
戦後の歌舞伎界をリードした松竹会長で文化功労者の永山武臣（ながやま・たけおみ）さんが１３日午前７時４８分、急性白血病のため東京都内の病院で死去した。８１歳だった。通夜は１５日午後６時、葬儀は１６日午前１１時３０分から東京都港区南青山２の３３の２０の青山葬儀所で。喪主は長男で、フジテレビゼネラルプロデューサーの耕三さん。社葬は２８日正午から中央区築地３の１５の１の築地本願寺第二伝道会館で。葬儀委員長は迫本淳一・松竹社長。自宅は公表していない。
東京都生まれで京都大学卒。早くから歌舞伎に親しみ、４７年に松竹に入社、一貫して演劇畑を歩み、歌舞伎制作に携わった。６７年に４２歳で演劇担当取締役、８４年に社長、９１年に会長に就任した。
古典歌舞伎の充実に努め、故六代目中村歌右衛門らを軸とした戦後歌舞伎の隆盛に力を尽くした。９０年からは、東京・歌舞伎座で１年を通して歌舞伎だけを上演する方式を採用。歌舞伎俳優の大名跡の襲名を相次いで仕掛け、現在に至る歌舞伎ブームを主導した。
歌舞伎を海外へ積極的に紹介し、６０年代から米国、旧ソ連、フランス、中国など２０カ国以上で公演を実現させた。
９５年に文化功労者、９９年にレジオン・ドヌール勲章シュバリエ章。９８年から国際演劇協会日本センターの会長を務めた。
毎月の筋書でお写真とその月の演目等に対してのコメントを拝見しておりますし*1襲名口上でもお名前を耳にしたことが何度もありますが、*2実際にお姿を拝見したことは多分無いと思うのですが。
御冥福をお祈り致します。
