東西初顔合わせ実現
団十郎・藤十郎、３００年来で初の競演
東西歌舞伎の名優、市川団十郎さん（６０）と坂田藤十郎さん（７５）が２日、大阪・道頓堀の大阪松竹座で開幕した「初春大歌舞伎」で競演した。江戸・元禄時代から続く２つの大名跡が舞台にそろって立つのは、約３００年の歴史で初めてという。
２人の初代は、元禄時代に江戸の「荒事」、上方の「和事」と呼ばれる演技様式をそれぞれ確立、歌舞伎を大きく開花させた。団十郎は現在で十二代目。藤十郎は三代で途絶えていたのを一昨年、２３１年ぶりに復活させた。
“初顔合わせ”となった昼の部の「勧進帳」では、団十郎さんの豪快な弁慶と藤十郎さんの柔らかみのある義経に、客席から、それぞれの屋号「成田屋」「山城屋」のかけ声が飛んだ。藤十郎さんは「平成の団十郎、藤十郎ということで、うれしい緊張感があった」、団十郎さんは「私の代で巡り合えたことが不思議な感じがしました」と感慨深げだった。
（2007年1月2日20時53分 読売新聞）
今日の夜の恒例劇場中継でお二人のインタビューが放送されていましたが。あちこちザッピングしながら*1視ていて、戻しても戻してもお二人のお話、という思いの外長い放送に正直びっくりしました。
こちらの記事の写真や今日の中継を視て、「あー、こちらでも演ってくれないかしら…。」と思いましたよ。
