1月演舞場演目決定



以前、当ブログでもupしましたし、六条亭さんのところで演舞場にポスターがあったという話題がありましたが、今月の演舞場の筋書の巻末には情報が載っていなくてどうなったのかなー、と思っていた*1来年1月の演舞場の演目が正式発表されました。
  初春花形歌舞伎 | 新橋演舞場 | 歌舞伎美人(かぶきびと)
現時点ではまだ出演者は海老蔵丈のみの発表ですが、やはり『雷神不動北山櫻』の通しということで。
雲の絶間姫は先日こちらでupした際に国立にお名前が無かったので菊之助丈だと思っていたのですが、芝雀丈とのこと。*2
「しかし“市川海老蔵空中浮遊相勤め申し候”…“空中浮遊”ってなんじゃいなー。宙乗りと違うのん?」
と思っていたら、文字通り“空中浮遊”ということだそうで(笑)。

海老蔵、「空中浮遊」に挑戦 来年正月「雷神不動北山桜」で
人気歌舞伎俳優の市川海老蔵(29)が来年正月の新橋演舞場公演「雷神不動北山桜(なるかみふどうきたやまざくら)」で、歌舞伎史上初めてラスベガスのテクニックを取り入れた「空中浮遊」に挑戦することが23日、分かった。現在、スタッフが現地のイリュージョンデザイナーと交渉を詰めており、実現すれば大詰めのクライマックスシーンで、海老蔵があたかも中空に浮かんで見える画期的な演出として、歌舞伎の新しいページをめくることになりそうだ。
  〜中略〜
団十郎が演じた時は、宙乗りという江戸時代からある歌舞伎のケレンの技法を取り入れたが、海老蔵は、さらにリアルな舞台を目指した結果、イリュージョンという現代的な手法に行き着いたようだ。現在、御園座に出演中の海老蔵は、「原作をはじめ、過去の上演台本などを参考にして、スタッフとともに、新たな舞台を考えておりますが、特に、『不動』においては、皆さまを驚かせるような構想を練っております。ぜひご期待ください」とコメントを寄せた。
  〜後略〜

そもそも『雷神不動北山櫻』という演目自体、現在よく上演される『毛抜』と『鳴神』、更に『不動』以外の段は詳細不明みたいなものなので、復活されるというだけでも見ものなのに、その上“空中浮遊”とは楽しみ倍増という感じ。
脇の役者さんの発表も楽しみ、と楽しみ尽くしで当分過ごせそうです(笑)。
  参考:http://www.geocities.jp/gaulare/contents/best18/danjou_narukami.html

*1:先日私が演舞場に行った時、六条亭さんの記事にあったポスターを探したんですけど見付からなかったというのもあったので…。

*2:現在、菊之助丈は国立の方にお名前挙がっています。