なーんだ(笑)



かなり乱暴と言うか我ながら酷いタイトルだと…。


来年のお正月公演は、国立劇場で『象引』、新橋演舞場で『七つ面』の歌舞伎十八番復活上演がある訳ですが。
だらだらと調べていましたら、どちらも文化デジタルライブラリーの中にデータがあることを発見。

  • 七つ面
    昭和58(1983)年 1月 3日 〜 28日
    第119回歌舞伎公演 国立劇場大劇場
  • 象引
    昭和57(1982)年 1月 3日 〜 28日
    第114回歌舞伎公演 国立劇場大劇場

ここまではまぁ「ふーん。」という感じですけど。一昨日書いたように、二代目松緑丈が復活されていた、というのは知ってましたからね。
でも詳細を見て驚く。これも『七つ面』の方はなるほど、という感じではあるのですけど。問題は『象引』。

■主な配役(順不同)
      箕田源二猛  [2]尾上松緑
     大臣大友褐麿  [17]市村羽左衛門
     後室愛宕の前  [7]中村芝翫
       中老竹川  [5]片岡我童
 箕田源二猛の弟龍王丸  [1]尾上辰之助
      入道我善坊  [3]河原崎権十郎
    大友方の奴萬丸  [5]中村歌六
      息女弥生姫  [5]中村児太郎
       一子葵丸  [2]尾上左近
      堀河勘解由  [10]岩井半四郎
       大宮隼人  [1]市川銀之助
       松原段昇  [3]中村歌昇
       舟方幸左  [3]中村橋之助

「…出てないのは今回主役の團十郎さんだけ?」
みたいな(笑)。


現時点では今回の『象引』にどなたが出られるかわかっていませんし、もっと言うなら三津五郎丈も前回上演時には出られていないですけど。
まさかこんな配役だったとは、と意外でもあり面白くもあり。


ちなみに配役等のデータが載っているのは国立劇場で上演されたもののみですが。ブロマイドとして他所で上演された時の写真もあるのですね。
『七つ面』は1枚のみ*1ですが、『象引』は3枚のデータがありました。*2
写真を見つつ、どんなものになるのか思いを馳せるのも面白いかと。


それから、これはきっと明日報道されると思うので取り敢えずですが。
夕方偶然視ていたニュースにて、お元気な團十郎丈のお姿を拝見することが出来ました。
今日の三越劇場の小唄の会にゲスト出演された際に、軽く会見もされたようで。
正直、ちょっと前までは心配になるような黒っぽい顔色をされていましたが…とても血色の良いお顔で。
痩せられた上にむくみも取れて、益々海老蔵丈にそっくりに…ってそれは逆だから(笑)。
今回、妹さんから造血幹細胞移植をされたとのことでしたが
「血液型がA型からO型に変わりまして…でも性格は変わらないんですけど。」(一同笑い)
とのこと。
「うーん、これでは海老たまの血液型は“ナシ”ってことになるなぁ。」*3とくだらないことを思った私でしたが。
ともかく変わらぬ鷹揚なお話ぶりに本当に安心すると共に、国立劇場で元気なお姿が拝見出来ることが確信出来、更に楽しみになりました。

*1:昭和11(1936)年5月 歌舞伎座 元興寺赤右衛門 実は 粟津六郎敏兼/[5]市川三升

*2:昭和8(1933)年10月 歌舞伎座

*3:海老蔵丈はAB型ですからね。両親のどちらか片方がO型だったら生まれないはずですもの〜(笑)。でも確か何千分だか何万分の一で有り得るということがあったような…あ、これだ → シスAB型 - 通信用語の基礎知識