インタビュー

歌舞伎:中村勘三郎主演で「法界坊」 平成中村座串田和美演出で
◇古い版使いグロテスクに

中村勘三郎主演、串田和美演出による「法界坊」が、東京・浅草寺境内の仮設劇場、平成中村座で上演されている。
強欲で女好き、殺人すら平気な悪僧、法界坊が主人公。初代中村吉右衛門、先代勘三郎らが得意とした演目で、串田版は00年に中村座に初登場した。「その後、大阪、ニューヨーク、歌舞伎座で上演されて成長しました」と串田。
現在主流の台本よりも古い版を用いることで、法界坊の悪性が強調されたのが特徴だ。
「古い本の方がおもしろい。監督(串田)とも意見が一致して、法界坊はよりグロテスクな友達になりたくない男になりました」と勘三郎
  〜後略〜
毎日新聞 2008年11月5日 東京夕刊

写真は勘三郎丈と串田氏。中村座の定式幕を背に、ポスターと法界坊人形を挟んで。*1

*1:勘三郎丈のジャケットが同じなので、恐らくこちらの記事と同じ時に撮影されたものかと。