『象引』



滅茶苦茶他愛ない話(笑)。*1
けどそれがとっても楽しい。
お正月にふさわしい、おおらかな一幕でした。


まだ段取り悪いな、と感じるところも多々あったけど、“20ウン年ぶり”*2で、ほとんど初演みたいなもんだしね。追々良くなっていくことでしょう。今日限りしか拝見出来ないのが残念…。
後半、役者さんに加えて身動き取れない象のお世話もしないとならない後見さん(十八番なので裃姿*3)が大変そうだなぁ、とかいう印象も(笑)。

*1:最後のみっくんの「おとっつぁん」は無いだろ〜!って(笑)。

*2:鏡開きの時の福助丈のご挨拶より(笑)。

*3:しかしこの裃姿がネックに思えるところがいくつか。特に家宝の鏡が不思議な力で何処かへ飛んでいってしまう、という場面。黒子でなく存在感ある裃後見なので、差金に鏡を付けて飛ばす、という一連の動きが“謎の誰かがやってきて鏡を持って行ってしまう”という風に感じてしまいまして。裃後見というものを知らない方が観ていたら本気でそう思われるんじゃないかという気がしました。でもだからといってどうにもならないんですが…。恐らく回を重ねていけば手順もスムースになって、そんな感じは受けないようになるかと思います。