四月大歌舞伎



三月の演目を上げた時に書きましたが、手打ち式の時に既に発表になっていたという話があり、更に先日歌舞伎座一月公演の筋書を買ったら巻末の今後の公演予定にもしっかり書いてあったにも関わらず、何故かここまで延びていた四月の演目がようやく正式発表。
もっとも筋書には本当に主な配役しか書かれていなかったので、ようやく“詰まった”ということなのでしょうか。

歌舞伎座さよなら公演
四月大歌舞伎
平成21年4月2日(木)〜26日(日)

◆昼の部

通し狂言
伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
 花水橋
 竹の間
 御殿
 床下
 対決
 刃傷

花水橋
 足利頼兼  橋之助
 絹川谷蔵  染五郎

竹の間・御殿
 乳人政岡  玉三郎
  沖の井  福助
   松島  孝太郎
  栄御前  歌六
   八汐  仁左衛門

床下
   仁木弾正  吉右衛門
 荒獅子男之助  三津五郎

対決・刃傷
    細川勝元  仁左衛門
 渡辺外記左衛門  歌六
    渡辺民部  染五郎
    山名宗全  彦三郎
    仁木弾正  吉右衛門

◆夜の部

一、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)
  毛谷村
        毛谷村六助  吉右衛門
           お園  福助
           お幸  吉之丞
   微塵弾正実は京極内匠  歌昇
        杣斧右衛門  東蔵

二、ご贔屓のお望みにより 
  夕霧 伊左衛門 廓文章(くるわぶんしょう)
  吉田屋
     藤屋伊左衛門  仁左衛門
       扇屋夕霧  玉三郎
   吉田屋女房おきさ  秀太郎
    吉田屋喜左衛門  我當

三、曽根崎心中(そねざきしんじゅう)
     天満屋お初  藤十郎
    平野屋徳兵衛  翫雀
    天満屋惣兵衛  竹三郎
     手代茂兵衛  亀鶴
     油屋九平次  橋之助
   平野屋久右衛門  我當

■料金(税込み)
    1等席 16,000円
    2等席 12,000円
    3階A席  4,200円
    3階B席  2,500円
  1階桟敷席 18,000円


先代萩

やー、玉さんで来ましたか。飯炊きに備えて睡眠は万全に(笑)。
今回、頼兼は橋之助丈。ちょっと想像つかないですね。お兄様の印象が強過ぎるのかしらワタシ(笑)。ちょっとだけ聴ける唄が楽しみです。
そして昼もこのような形で仁左玉を拝見出来るとは。そして八汐と勝元の二役というのは特に珍しいことでは無いけれど*1歌六丈の栄御前と外記左衛門の二役というのはちょっと無いんじゃないかしら、と思ったり。

毛谷村

福助丈のお園がようやく拝見出来ますよー、とプチ祭り気味(笑)。

廓文章

“ご贔屓のお望みにより”というのは、配役までは募っていなかったけれど、歌舞伎座さよなら公演企画の投票に多くあったとかいう話なんでしょうか? ってbest30にも入ってないけど(笑)。
絵になるでしょうねぇ…、楽しみですわ。

曽根崎心中

初見…かと思いきや、3年前の藤十郎丈襲名で拝見していました。しかも橋之助丈も今度と同じお役で出ていらしたと。てゆーかその他主なお役の方々も同じ。
うーん、本当に記憶に無いな…。観れば多分思い出すんじゃないかと思うのだけれど。
と、ここで過去日記を確認してみたら、前回拝見した際には爆睡していたようですワタクシ。
今回は心して行きたいと思います。*2

*1:3年前の顔見世の時にも仁左様が同じ二役をおつとめになられてますね。

*2:しかし狂言の組み方としてはこれが普通だと思うのだけど…。折角『廓文章』で明るくなったのに、『曽根崎心中』で暗ーく打ち出されるのはちょっとなぁ、と思う。