インタビュー

歌舞伎座泉鏡花の「海神別荘」「天守物語」 玉三郎海老蔵の共演で―7月
◇「演じていても清涼感ある」
7月の歌舞伎座(東京・銀座)で泉鏡花の2作品が上演される。坂東玉三郎市川海老蔵が共演する。
昼の部が「海神別荘」(戌井市郎玉三郎演出)。玉三郎の美女と海老蔵の公子の取り合わせでは3回目となる。
海の公子は陸の美女のこし入れを待っていた。美女は生け贄(にえ)として海にささげられ、最初はおびえていたが、気高い公子に次第に引かれていく。
夜の部は「天守物語」。主役の富姫は玉三郎のあたり役。海老蔵は相手役の姫川図書之助を1996年に初演し、4回目となる。
姫路城の天守閣に住む魔物の富姫は、妹分の亀姫(中村勘太郎)を招いて宴を開いていた。図書之助は城主に命じられて天守の探索に来るが、富姫と恋に落ちる。
  〜後略〜
毎日新聞 2009年6月25日 東京夕刊

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