早ぅ寝なあかんのんに。



陰鬱として寝る気にならない。


ともあれ、今日は『鬼平犯科帳スペシャル』を見ました。最後30分くらいだけですが(汗)。録画してあるので後日改めて最初から見直すつもりですが(そしてDVDに落とすと)。
ウチの母親は時代劇大嫌いなヒトで、私は特に好きでも無いので今までちゃんと見た記憶がほとんど無いんですけどね、鬼平。先日書いた左團次丈ゲストの回?だってまともに見てないし。…って今ウラで左團次丈のHP飛んで確認してみた…その他多数と書かれているけど、どうも私が録画してあるのは鬼平ではなく銭形平次の模様…。


閑話休題
以前、某アーティストのMLのオフ会で、とある御仁が
鬼平はハードボイルドだ!」
と熱く語っておられたことを思い出す今日この頃。
恐らく彼は原作を読まれた上で言っていたのだと思うのだけれど。
でもそれは今日、たったの30分しか見なくても感じました。
どうもなんかテレビの時代劇っていうと、人は斬られても音だけだし、なんか最後は偉い人出てきてハッピーエンドみたいな印象があって。
んでも鬼平の場合は後手後手で(苦笑)、えいちゃく*1ヤバイのに全然間に合わないし、屋敷に乗り込んで行って斬り合いになった時、鬼平の部下で斬られちゃってたり腰引いちゃってるのがいたりと。斬られて血塗れになってるし。*2
でもこれがホントなんだよね。てか普通と言うべきか。実際はこういうもんだろうな、ということに気付いた。
圧倒的に、全面的に“善”が強いなんていうのは変だものねぇ。


しかし最後見ていて、なんか吉右衛門丈に違和感を感じて。
何だろう?と考えていて答えが出た途端に口に出た(笑)。
「髪が真っ黒でなんかへんー。」
舞台であれば黒髪でも、ほとんど白塗りなので“それはそれ”になっちゃうからね。*3
ほとんど素顔で黒髪だと、最近のほぼ真っ白に近い髪というお姿が定着しているので違和感、なんですなぁ。
あと最後、牢に入っている今回の主人公(と言っていいのだろうか?)の女に、あれって要はこれから自分の手足になっちゃあくれねぇか、と(すみません、台詞ちゃんと聞いてませんでした(汗)。そういうことですよね?)話しかける場面で
「足袋が汚ぇ〜!」
と口走るアテクシ(失笑)。
「何でこんなドロドロなの?」
と一緒に見ていた母親としばらく首をひねっていたのだけれど、なんだ牢の外は石造りでなくて泥の通路(?)だったからなのねと。*4


ともあれ、原作がもう尽きたというのもあって今後は未定らしいですが、また見てみたいなと思いました。
今更なんだろうけど、再放送とかしてくれないかしらねー。どうせトレンディドラマの再放送で午後はほとんど潰してるんだから、フジテレビ。*5でも時代劇じゃ視聴率取れないか…。


とつれづれ書いて、先月の筋書写真の福助丈・お兼を見たり、“クロワッサン”での足袋の話を思い出したりして何となくヒートダウンしてきたので、ぼちぼち寝られそうです。単純だねぇ(失笑)。*6

*1:吉田栄作のこと。『おるすばんえびちゅ』の影響で未だこう呼ぶ…。

*2:「リアルだなー、メシ時に見るもんじゃないかも。」と思いながらキムチを食らっていた自分。

*3:と、またここで確認。一月の筋書の舞台写真を見てみた。『石切梶原』では白塗りで黒髪の鬘。『土蜘』では僧形で被り物(正式名称忘れた…)してるので髪は見えず。正体現してからは論外、と(笑)。

*4:そして足袋はやはり衣装ではなく自前の誂え物なのかしら?とも思ったり。

*5:まぁでもそのお陰で今週末から『アンティーク』がまた見られる訳だが。録画保存すべく張り切っているアテクシ…(苦笑)。原作には敵わないけど、ドラマはドラマで好きだったからな。

*6:しかし思い悩んで結局買わなかった“クロワッサン”、最近になって後悔してるのが再燃してきて、更に芋づる式に今度はこっちで陰鬱モードになってきたかも…(汗)。ダメな時はダメ、ってことか。