実は明日は



既に時刻は今日、ですが。
歌舞伎座夜の部、再観劇に行って参ります。
リベンジでございます。


初日に一度行ってきた訳ですが(この時の詳細はこちらを参照)まぁ色々ありましたので。
直後はしょうがないかと思っていたのですが、日が経つにつれてどうにも納得いかない、という心境になってきて、運良く切符が手に入ったので行くことにしました。
多分同じ三階席なので、状況はそう変わらないであろうとは思いつつも。


『盛綱陣屋』にて。
某丈がご注進で出てこられて、花道で最初の一言発したまま台詞が飛んでしまい…。たっぷり10秒の沈黙の後、プロンプのほとんど怒鳴りの台詞付けでどうにか先に進み。
ここでもう思いっ切り自分の中で芝居への集中力が切れてしまいまして。
しかしその後、どうにか持ち直し、いよいよ首実検。
歌舞伎座中が静まり返り、固唾を呑んで勘三郎丈演ずる盛綱の一挙手一投足、それこそ呼吸の一つ一つまでに集中している中。
遅刻してきた人が…それも私の真後ろの席の人。夜の部は特に仕事帰りなどで開演時に間に合わない方が多いとは思うので、遅刻されたのは御本人も本意では無かったのではと思うのですが。
しかしあの状況の中、ガサガサと後ろの列に入っていく音が耳に入ってくるのもかなり気になった訳で。
その上更に、この方が持っていた荷物が私の右頬にヒット。
紙袋で、中身も軽いものだったようなので衝撃も無く、幸い痛いとかいうことは無かったんですが、モロに横っ面はたかれたという…。もうこの後、気持ちが芝居に入ることは出来ませんでした。
演出の都合上、開演後しばらく場内に入ることが出来ないということがよくありますが、こういう静かな場面でも客を入れるのは控えてもらえないものかと思いますね。
投書して帰ろうかと思ったんですが、時間も無かったので*1後日歌舞伎座にメールしました。翌日即行お返事戴いたのですけど。
まぁこればっかりは難しいですね。対処しますというお答えでしたが。
で、『鰯賣』。
最後の最後、花道に勘三郎丈・玉三郎丈が残り、本舞台には幕が引かれる訳ですが。
幕が引かれた時点で立ち上がる人多数。
スタンディングオベーションと形容されている文章をいくつか見掛けたのですが、少なくともあの日の三階席であの時に立ち上がった人は、とっとと帰る、という人たちでした。
で、帰るなら帰るで一向に構わないんですが。
席を離れてからまだ芝居が終わっていないことに気付いて、その場で立ったまま観るのは止めて戴きたい。おしゃべりも控えて下さいな。
あと最悪だったのは、私の席から丁度花道七三までの延長線上の席にいた方。帰り支度しながら立ったまま観るのは止めて下さい。後ろが通路だったので迷惑にならないと思っていたのかも知れませんが、通路隔てて数列後ろの私も全く見えませんでしたよ。
負けじと立ってしまえば良かったな、と今は思っていたりします…。
三階なので明日も台詞はまず聞こえないと思いますが、同じ立つならスタンディングオベーションという雰囲気で立ちたいものです。
一等、二等席ならこんなこと無いのですかねぇやっぱり…貧乏って嫌だな(虚笑)。


と、まぁ色々クリア出来るかどうか、というモノに挑むことになった訳ですけど(苦笑)。
最悪、明日は舞台写真購入日、ということにしておけば良いかと…。


あと、明日は早めに家を出て、先に『六世中村歌右衛門展』に行くつもりです。
歌舞伎座行きが決まった時点で「あれ、もしかして。」と思い確認してみたら、丁度明日から開催でしたので。
どのくらいの規模なのかよくわからないですが、これも楽しみです。*2


今日は有難いことに沢山コメントを戴いたのですが、すみません、お返事はこんな訳ですので明日以降にゆっくりと。
明日のために仕事を前倒しで片付けていたんですが、仕事本体より、事務処理的なことに酷く時間を取られてしまったのが敗因。
ちなみに明日は先日のようにレポは入れないと思います(笑)。

*1:『連獅子』のDVDは買ったがな。

*2:去年同じ場所で河原崎権十郎展と海老蔵襲名記念展があったようですが。