『ダンスマガジン2月号』



…1時間ほどかけて打っていて、もうすぐ終わり、という文章、操作誤って全消えしてしまい、ショックなワタクシです…。
ともあれ、気を取り直し、書き直します。


一昨日、浅草に行く前に地元直近で済ませる用事があり、早めに家を出て移動し始めた時、メールを戴きまして。
「『ダンスマガジン』に保先生の評で『女と影』の記事が載ってるよ。」
と。
地元ではどう考えても見かけることすら有り得ない雑誌、*1これ幸いと“直近用事”の前に本屋に行ってみました。
一軒目では見付からなかったのですが*2二軒目にありました。
最初、和栗氏絡みでこのような雑誌に載っているのかと思ったのですが(実際そう返信しましたし)、目次や『ダンスマガジン』HPを見ると、飽くまで渡辺先生が連載されている中の記事のようですね。
もう2ヶ月近く前のことですが、エントリーも曖昧な状態のままで気になっていて、丁度良い機会なので、今回追記も兼ねて思い出したことをちょっと。


前回のエントリーで「うーん、と思ったところ」というのが渡辺先生の評でも出ていました。
影の女を斬ると妻も斬ったということになってしまい、狂乱した武士は遂に…ということで、会場中央から武士が首を括った、ということで人形が落下してきたのですが、これがちょっとそれまでの流れを断ち切るような形になってしまい、違和感と言うか残念なものを感じたんですね。余りに即物的と言うか、ここまでしなくてもいいんじゃないか、と。
ただ、これはもしかしたら敢えてこのような形で“断ち切る”ということを狙ってのものなのでは、という気もしたので、そんなに深く思うところでも無いのかな、と…。
あと、たまたま人形が落ちてきた位置に近い席にいたので、余計に感じてしまった部分も大きいんだろうな、とか。*3
更にはその後、月と影の女が語り合う最後の場面が、この人形のためにほとんど見えず…という事態にもなってしまったので、それも含みつつ(苦笑)。
とにかく
福助さん見えないんですけどーーー!(泣)」
といううちに公演終わった、という印象が無きにしも非ずだったと(失笑)。


記事自体はモノクロ1ページですが、写真がとても綺麗だったのも嬉しかったですね。
カラーだったらもっと…とも思いますが、そうするとこの記事一つのために1500円払うべきか否か、と悩むところだったので、これはかえって良かったのかも知れません(苦笑)。


で、あと、id:tomixxx1985さんとのお約束もありました、写真up〜。


入口
入口 posted from フォト蔵


まずこれは開演前の入口の様子。
暗くて写らないなー、とうろうろしていましたら、丁度歌舞伎チャンネルのクルーの方々がいらして撮影用の照明を当てたので、今だ!と撮った1枚。
とは言いましてもデジタルズーム使用しているのでピンボケしてますが(汗)。


時計台
時計台 posted from フォト蔵


そして入口から左上に目を向けまして見えたのがこの時計台。
余計な光が入って駄作中の駄作、となっておりますが…。しかも公演に直接関係あるものでナシ。


上手側照明
上手側照明 posted from フォト蔵


こちらは中に入って着席した位置から見た上手側の照明。
会場内の照明というものはほとんど使われておらず、この写真にもありますように上手・下手に設置された舞台用の照明と、その周りに灯る明かりのみ、といった感じでした。かと言って決して暗いという訳ではなく、入場時に戴いたパンフレット等、何不自由無く読めるだけの明るさがありましたが。
客席中央の天窓の明かりが点いておらず撮影出来なかったのが残念だったのですが、それは前述の武士の人形が落ちてくる、という演出上のこともあってのことと思います。


終演。
終演。 posted from フォト蔵


そしてどんと飛びまして終演後。開演前とどこが違うかと言うと…入れ替えても何も変わりませんね(苦笑)。


拾ったり入ってたり。
拾ったり入ってたり。 posted from フォト蔵


そうしてこれが最後の写真。
武士の人形が落ちてきた後、わずかながらも途切れることなく落ち続けてきた銀紙たち。一辺が6mmほどのものです。
“講堂”というだけあり、席の前に折り畳み式のテーブルが付いておりまして、これを着いた早々開いてパンフレットを置いたり、アンケートを書いたりして、公演中もそのままにしておいたのですが…(汗)。
そのテーブルの上や足元に置いてあったバッグにこれらが落ち。果てはそれらに落ちたものを拾い集めて、ひとまずしまっておこうと思い取り出した財布の間にまで入っていたのにはびっくりしました(笑)。
この写真だけは帰宅してから撮ったもの。下にあるのは公演のパンフレットです。


さて…歌舞伎チャンネルで放映されるのは確実ですが、果たしていつになるのでしょうか?*4
『女と影』公式HPも、権利関係など色々あるのかも知れませんが、公演後にレポートなどあるかと期待していたのですがそれももう無いようですし、当ブログでもこの公演に触れるのは最後かも知れません。あるとすればオンエアが決まった、という情報を載せるくらいでしょう。
とにかく写真upをどうしよう、というのがありましたので、今回このような形で出来たことは非常に嬉しいです。


『ダンスマガジン』次号発売まで丁度あと10日ほどしかありませんので、立ち読みの方は急ぎ書店まで(笑)。

*1:田舎ではどう考えてもニーズの無い本=置いてある訳が無い。

*2:その代わり、芸能エンターテイメント関係の雑誌コーナーの横から目に飛び込んできた玉三郎丈! 『アサヒカメラ』の表紙。篠山紀信特集、『籠釣瓶』の八ツ橋でした。ついでにぱらぱら見てきたのですが、去年の納涼『法界坊』の双面宙乗りなどの写真が10枚ほど。勘三郎丈襲名写真集同様、“フツーと違う”視点のもので面白かったです。

*3:でも、今思い出しても不思議なくらい、人形が落ちてきたということに驚きは無かったんですが。人一倍びっくりしそうなものなのに…。

*4:今、一応HPで確認してみましたが、ヒットしませんでした。