予習と言うか、なんか色々と



アクセスログを見ると、このところ1日1件くらいなんですが『吉原狐』でのアクセスがあります。…でも私自身も内容がわからないままだった訳で。アクセスログ逆検索で辿り着いたところに古本屋(?)の通販ページがあって、脚本らしきものが売られているのが見付かったので買ってみようかなーとか思ったりしたこともあったのですが、まぁそこまでして知ることも無いか、ということでそのままになっていたんですが。
そんな中、昨日『ほうおう』が届きまして。*1
切符の発売に合わせて八月の演目が紹介されていて、新作である『たのきゅう』と、『南総里見八犬伝』それに『吉原狐』のあらすじががっつり載っていたのでちょっとびっくり。
先月の『ほうおう』では『二人夕霧』の予習が出来ましたが…こんなに詳しく内容って載ってましたっけ? 今までの『ほうおう』。“歌舞伎座メールマガジン”のあらすじと混同してるのかな私(汗)。メルマガの方は話の導入部のみで結末はぼかしてありますよね。
ともあれ、予想通り『吉原狐』は喜劇的な内容ということがわかりました。観る方も演じられる方も色々発散出来そうですね(笑)。今月はお休みで英気を養われるであろう福助丈ですが、先月は何しろお米で精神的に大変とのお話でしたので…更に倍、になりそうな(笑)。三部の『八犬伝』も“所謂歌舞伎”というものですが(一部の『近江のお兼』も普通の(?)舞踊ですが)とにかく九月には、どんと『籠釣瓶』が来る訳で。この“幅広さ”が嬉しいですね。


あと、先日偶然手に入れることの出来たこの本。*2

女形六世中村歌右衛門

女形六世中村歌右衛門

舞台写真やブロマイドがどどっと載っていて、それらを見るだけでも一杯一杯でまだ文章のページに辿り着いていないのですが(汗)。
ブロマイドの中に九月に出る『鬼揃紅葉狩』の写真がありました。
「新歌舞伎十八番の『紅葉狩』とは違うものなのよね?」
と思っていたのですけれど。この写真を見て、更に舞踊の本を見て…。
えーと、取り敢えず違いは『紅葉狩』は舞台装置が普通のもの(?)なのに対して、『鬼揃紅葉狩』は松羽目というところが違うのか、という。
で、改めて今検索してみたところ、能で『紅葉狩』に“鬼揃”と付くと後シテで鬼の数が増えるのねと(笑)<この捉え方はどうよ? → 参考 紅葉狩 (能) - Wikipedia
何せ『紅葉狩』自体をワタクシ観た事がありませんので*3それこそもっともっと違いがあるとは思うのですが。『鬼揃紅葉狩』は、より能に近い形という認識で良いのでしょうかね。*4


なんかこれだけ打つのに2時間とかかかってる自分が情け無さ過ぎ。
つかweb資源の無駄遣いですね、まさに。“チラシの裏”と以下いうことで御笑覧戴けましたら<ということは最初に書け。

*1:今回の話には全く関係ありませんが、今日は先日取った『魔界転生』の切符が届きました。で、例のチラシの現物、初めて見ました。フツーに綺麗とか思った私はやっぱりキケンなんでしょうか…?(失笑)

*2:て、このデータと私が手に入れたものとは異なるようなんですが。私のは“雑誌”になっているので。廉価版ですよね。じゃなきゃいくら絶版だからと言ってもマーケットプレイスで10000円からなんて値段設定にはならないでしょう。私は600円で手に入れてるんですもの(汗)。元値は2800円となってます。

*3:最近では海老蔵襲名でかかったようですか、六月しか行かなかったもので…。

*4:ちなみに写真の中に、お子様二人、というものが。大正十二年の『羽衣会』でかかった『水と鳥』の写真なのですけど。とても可愛い二人(衣装は『菊薫縁羽衣』を思い出します)が歌右衛門丈と又五郎丈というのが凄い…。