染五郎丈インタビュー

市川染五郎:「いのうえ歌舞伎」で極悪人役 東京と大阪での「朧の森に棲む鬼」
◇スリル感じさせる役作りに工夫−−格好よさを見せたい
市川染五郎が、正月の東京・新橋演舞場、2月の大阪松竹座で、中島かずき作、いのうえひでのり演出の新作「朧(おぼろ)の森に棲(す)む鬼」に主演中だ。シェークスピアの「リチャード三世」と「マクベス」を足したような極悪人で「完全無欠なヒーローより魅力を感じます」と話す。
2000年8月の「阿修羅城の瞳」で演舞場に初登場した「いのうえ歌舞伎」の第5弾で、染五郎主演作では「アテルイ」(02年)以来の新作だ。
2国が争う乱世。ライ(染五郎)は、森で3人の魔物に出会い、「命と引き換えにした王の座」を持ちかけられ、オボロの剣を与えられる。ライは巧みな弁舌と魔剣を武器にのし上がる。
人をだまし、人を裏切り、殺人も辞さない男である。「悪事を肯定するわけではありませんが、欲望のままに生きている人間には、人間らしさを感じます。この男の嘘(うそ)を知らないのは相手役だけで、お客様はご存じです。それでもスリルを感じていただけるように見せなければ」と役作りにも余念がない。
  〜後略〜
毎日新聞 2007年1月9日 東京夕刊

写真はインタビュー中の染五郎丈。

先日のエントリーでちょっと書きましたが、*1たまたま視れた公開リハーサルの報道ですが。画を見てなんだか「あれ?」と。
何が違和感だったのかその時には分からなかったのですが、画面切り替わって気付きました。
主人公のライはポスター等では長髪ですけど、実際にはまさしく鬼のような髪型。くるくるしたアレです。随分と受ける印象が変わりますね。物語の展開によって変わったりもするんでしょうかね? でもタイトルに“鬼”と付いているくらいですから、あれでずっと行くのかなー。
観劇まであと1週間を切りました。食堂の特別御膳までとは言わないけれど、お弁当は是非getしてみたいです。“特別カード”というのが謎ですし(笑)。という情報は◇こちら◇

*1:あとこのエントリーで書いたのですが、カテゴリ“歌舞伎”が違うというのは間違いかなと。この作品もこの記事のタイトルにもありますように、“いのうえ歌舞伎”ですからね。