インタビュー

歌舞伎:松本幸四郎、対照的な大役演じる 市川染五郎、長男齋が初お目見得
幸四郎が大判事と道玄、染五郎が暁雨役−−6月歌舞伎座
松本幸四郎が6月の歌舞伎座で昼の部は義太夫物の大作「妹背山婦女庭訓・花渡し、吉野川」の大判事、夜の部は黙阿弥の世話物「加賀鳶」の道玄という対照的な大役を演じる。また長男の市川染五郎の長男齋が舞台に初お目見得する。
紀伊国の領主、大判事は、権勢を振るう蘇我入鹿から息子の久我之助の出仕を命じられる。領地を接し、大判事家と敵対する太宰家の定高の娘で入鹿から側室にと命じられた雛鳥と久我之助が恋仲であったことから悲劇が起こる。
「初演(1988年)では定高の歌右衛門のおじさんに、毎日『ダメ出し』をされ、150キロの豪速球投手に立ち向かった打者のような日々を送りました」
  〜後略〜
毎日新聞 2007年5月21日 東京夕刊

写真はインタビュー時(?)の幸四郎丈と染五郎丈。