インタビュー

楽屋ばなし:中村翫雀 芸術院賞受賞で安心感
「歌舞伎俳優としての活躍」により、2006年度の日本芸術院賞を受賞した。歌舞伎俳優として本格的な活動を始めたのは大学を卒業してから。「スタートが遅いという意識が、いつも頭のどこかにあります」
18歳の時に同年代の俳優と舞台に出て「何でこんなに差があるのだろう」と実感したという。
「大学卒業後に就職するように、この世界に入りました。だから他の方より10年は遅れている。ただ、幸いなのは、歌舞伎役者は70歳、80歳になってもやっていられる職業だということ。40年、50年と演じ続けるうちに10年の差もなくなるはずだと信じて続けてきました。今度の受賞で自分がしてきたことが間違っていなかったと安心感を持つことができました」
  〜後略〜
毎日新聞 2007年5月23日 東京夕刊

あまり馴染みが無いという感じがあったのですが、*1最近拝見する機会が増え、そのお役のどれもが印象に残っています。
再来月の安藤英竹がとても楽しみです。

*1:弟の扇雀丈をよく拝見するので、その反動というような感じが。