羽田健太郎さん死去

羽田健太郎さん肝細胞がんで死去
テレビ朝日題名のない音楽会21」の司会などで親しまれた人気ピアニストで作曲家の羽田健太郎(はねだ・けんたろう)さんが2日午後11時53分、肝細胞がんのため東京都内の病院で死去した。58歳。東京都出身。
体調が悪化した4月から「題名の…」の収録を見合わせ休養。5月中旬に入院し治療していたが、今月2日夜、妻幸子さんと2人の娘が見守る中、眠るように息を引き取った。「題名の…」は5月27日分まで収録されており、今月3日には体調不良のため、しばらく休養するというテロップが出された。
桐朋学園大を卒業後、フリーのスタジオミュージシャンになり、クラシックから映画、CM音楽まで幅広く作曲、演奏。「渡る世間は鬼ばかり」「西部警察PART2」などの音楽を手掛け、編曲家としても活躍した。
精力的に地方でコンサートを開くなど、クラシック音楽の大衆化にも努めた。テレビ番組にも数多く出演し、久米宏キャスター(62)が司会を務めたテレビ朝日の報道番組「ニュースステーション」では、夜桜中継の中、ピアノ演奏するなどして人気を集めた。
[ 2007年06月05日付 紙面記事 ]

福助丈が出演された『題名のない音楽会』の公録で、楽しいひとときを過ごさせていただいたことが思い出です。
そんな具体的なことの他にも、日々耳にする音楽のうち、かなりの割合が羽田さんが作られたもので占められていたのではないかと思われます。
ご冥福をお祈り致します。