六月歌舞伎鑑賞教室

記者が選ぶ今週はコレ!・シアター:「双蝶々曲輪日記」の一幕「引窓」
人形浄瑠璃から歌舞伎に入った義太夫物の傑作「双蝶々曲輪日記」の一幕「引窓」が、6月国立劇場の「歌舞伎鑑賞教室」で上演中だ。
お幸(坂東竹三郎)が義理の息子、南与兵衛(中村扇雀)と嫁、お早(片岡孝太郎)と暮らす家を実子の関取、濡髪長五郎(坂東弥十郎)が訪れる。お幸が喜んでいるところへ与兵衛が帰宅。亡父の跡を継いで郷代官となった与兵衛が命じられた初仕事は、殺人を犯した濡髪の捕縛だった。
2人の息子への母の愛と息子たちの母への思い、息子同士の義理の立て合い。遊女から妻となったお早の優しさ。主要登場人物4人が緊密に絡んで再会と別離が詩情豊かに描かれる。
象徴的役割を果たすのが屋根にある明かり取り用の開閉式の引き窓である。扇雀の与兵衛は初役。曽祖父の初代中村鴈治郎の当たり役を集めた「玩辞楼十二曲」にも選ばれた「家の芸」への挑戦となる。24日まで。問い合わせは国立劇場チケットセンター(0570・07・9900)。【小玉祥子
毎日新聞 2007年6月4日 東京夕刊

写真はスチール写真より与兵衛(扇雀)。


正直、この記事読むまで行こうという気すら無かったんですが。
なんだか凄く行きたくなってきましたよ…。明後日、14:30からの部に行っても、十分コクーンに間に合うんですが。
先ほど明日の七月鑑賞教室の予約準備のために国立劇場のページにアクセスしてみたら、なんと未だに予約システムが復旧していないということで、六月の残席状況なども分からず。e+では既に10日以降の予約しか受け付けてないし。今月はとにかく出費が嵩みますしね、ここは我慢かなやはり…。