どんでん返しですよー(笑)



既に今日歌舞伎座に行かれた方のblogなどでパラパラと情報がupされているようですが、歌舞伎座の顔見世の演目と出演者が発表されたようで。
公式サイトで10月・11月はお休みとアナウンスされていた福助丈ですが、11月ご出演決定だそうです。しかも『御所五郎蔵』の皐月と『宮島のだんまり』の傾城浮舟太夫実は盗賊袈裟太郎とのこと。
単独の演目としてのだんまりを拝見するのは久し振りな気がするのですが*1ワタクシ結構好きな演出法なのです。単純に、舞台が華やか〜、といつも能天気に楽しんでいるんですが(苦笑)、それが今回は特に楽しめそうです。傾城浮舟太夫実は盗賊袈裟太郎は、勘三郎丈の大阪松竹座での襲名興行の際の芝翫丈のお写真を拝見したことがあります。珍しい傾城六法というのもあり、どこでどう転んで出演ナシからここまで大きなお役をお勤めになられることになったのか不思議にすらなってくるのですが。*2
『御所五郎蔵』の皐月は前回お勤めになられた時に拝見していますが、今回の五郎蔵は仁左衛門丈とのことで、また違ったタイプの五郎蔵に期待感高し。*3
取り敢えず行かないことは無いとは思っていたけれど、せいぜい昼夜1回ずつだな、と思っていた11月。気が緩んでいた分、それからやはり顔見世にご出演ということで、一気に楽しみ度急上昇(笑)。まぁそうそう観劇回数は増やせないですが…。昼夜別の日に観ることにして、それぞれ前後に幕見、かな。昼観て『五郎蔵』というのはかなり大変なんじゃないかとは思いますけどね。
  参考:暗闘 - Wikipedia *4


そして。
つい数日前に知って、いつこちらにエントリーしようかと思っていたところだったのですが。
9月3日にカメラマンの高橋曻さんが亡くなられたのだそうです。
まだ58歳だったとのこと…。今の時代、まだまだお若いと言えるお歳ではないかと思います。これからも素敵なお写真を沢山撮ってくださることと思っていたのに、本当に残念でなりません。
ご冥福を心よりお祈り致します。*5

中村福助 (小学館文庫)

中村福助 (小学館文庫)


*1:多分平成16年2月の『市野原のだんまり』以来だと思う。

*2:昼のキリと夜の頭ということで、出演時間がコンパクトだわー、なんてことも思ったり(笑)。

*3:前回の『五郎蔵』上演時は浅草でもかかっていて、獅童丈と團十郎丈、という記憶はしっかりあったのですが浅草のもう一人はどなただったかしら…と。調べてみたら七之助くんだったんですねぇ。土右衛門が愛之助丈と男女蔵丈と左團次丈だった、という記憶もしっかりあったのになぁ(汗)。しかし福助丈が仁左衛門丈の相手役を勤められるのを拝見するのは私、初めてな気がするんですが、これはどうなのかしら<誰に聞いてるの。

*4:検索していて偶然発見。こんな字書くんですね。

*5:しかし亡くなられたということを知ったものの、出先で目にしたことだったのでいつ亡くなられたのか忘れてしまい、ニュース検索をかけて確認しようとしたのですがこれが全くヒットしなかったのですよね…。個人的に親しかった方などのblogでどうにか情報が集まったという状態。開高健さんの『オーパ! (集英社文庫)』シリーズなど手掛けてらっしゃったのに、こうまで報道が無いというのは何故なんでしょうか。