十二月大歌舞伎演目・配役決定(仕切り直し)



先日upしようと準備をしておいて、追加したいことが後日入ったため止めていた歌舞伎座12月の演目と配役の一覧を改めて。

十二月大歌舞伎
平成19年12月2日(日)〜26日(水)

◆昼の部

一、鎌倉三代記(かまくらさんだいき)
  絹川村閑居の場
   佐々木高綱   三津五郎
   三浦之助義村  橋之助
   時姫      福助

二、鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)
   鬼女   玉三郎
   山神   勘太郎
   鬼女   門之助
   同    吉弥
   同    笑也
   同    笑三郎
   同    春猿
   従者   猿弥
   従者   右近
   平維茂  海老蔵

三、水天宮利生深川(すいてんぐうめぐみのふかがわ)
  筆屋幸兵衛
   浄瑠璃風狂川辺の芽柳」
    船津幸兵衛   勘三郎
    車夫三五郎   橋之助
    巡査民尾保守  獅童
    萩原妻おむら  福助

◆夜の部

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
  寺子屋
   松王丸   勘三郎
   武部源蔵  海老蔵
   戸浪    勘太郎
   千代    福助

二、粟餅(あわもち)
   杵造  三津五郎
   臼造  橋之助

三、ふるあめりかに袖はぬらさじ(ふるあめりかにそではぬらさじ)
   お園      玉三郎
   藤吉      獅童
   亀遊      七之助
   マリア     福助
   浪人客佐藤   海老蔵
   イリウス    彌十郎
   浪人客堂前   右近
   幇間和中    猿弥
   芸者奴     笑三郎
   芸者太郎    春猿
   思誠塾多賀谷  段治郎
   思誠塾飯塚   勘太郎
   思誠塾松本   門之助
   思誠塾小山   橋之助
   思誠塾岡田   三津五郎
   岩亀楼主人   勘三郎

福助丈のHPで語られていることも絡めて現時点の印象とか。


『鎌倉三代記』
福助丈の三姫、未見だった時姫がいよいよ。


『鬼揃紅葉狩』
そうそうかからないものだと思っていたのですが…。でもこちらも通常の『紅葉狩』も結構好きなんで嬉しい。
今回は侍女の数が前回より1人増えているとのことなんですが*1山神は大人になったからか1人です(笑)。*2前回は『籠釣瓶』と同じ夜の部だったので4回拝見しましたが、今回は昼の部だし、1回かな…。
  参考:紅葉狩 (能) - Wikipedia


『水天宮利生深川』
福助丈に何かゆかりがあったなー、と思っていたら、ご本人語られてましたが。
去年の“女形の夕べ”でもお話されていた一回り違い、でしたか。*3他にもご本人のお話を拝見すると凄いことが。
今回のお役は前述の“女形の夕べ”でお話の出た、雀右衛門丈がお勤めになられていたお役でしょうか。*4


寺子屋
凄い配役ですね。海老蔵丈の源蔵に勘太郎くんの戸浪。それに勘三郎丈の松王と福助丈の千代ですよ。先日ちょっと書きましたけど、特に若手2人の抜擢にちょっと震えがきたくらい。


『粟餅』
杵造と臼造って、なんか『団子売』の変形かな、とか思ったんですけどどうなのかしら。


『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
題名が綺麗ですよね。玉三郎丈が何度かお勤めになられたというのは知っていまして、一度拝見したいと思っていたものです。
予習してみようかな。って絶版なのか…。


*1:他人様の指摘で気付いた…。

*2:確か初日に玉太郎ちゃんが衣装の袖口の紐が足にひっかかって操り人形みたいになっちゃったんだよね(汗)。あと楽にかぶりつきで拝見して、隼人くんの手相が両手とも見事なますかけだというのに気付いたり。

*3:確か“児太郎用”もここらへんの話に関係していると思うんだけど…。“薄幸の少女シリーズ”ってヤツね(笑)(=女形では背が高い方だったので専用の衣装が用意されていたりしたのだけれど、汚い衣装の端に“児太郎用”と書かれていてショックだったという話)。

*4:こちらの話は演目までは覚えていなくて、自分のエントリー見て気付いた。