会見

国立劇場:「堀部弥兵衛」「清水一角」「松浦の太鼓」 「それぞれの忠臣蔵」上演
国立劇場は「それぞれの忠臣蔵」と題し、12月公演で忠臣蔵の外伝物3本の上演を始めた。「堀部弥兵衛」「清水一角」「松浦の太鼓」で、宇野信夫作品の「堀部」は1974年以来、河竹黙阿弥作品の「清水」は61年以来の上演だ。
「堀部」は浪人、中山安兵衛と彼にほれこんで婿にと願う弥兵衛の物語。中村吉右衛門の弥兵衛、中村歌昇の安兵衛。
「清水」は吉良方の清水一角が主人公。酒乱で姉にも意見される一角が、赤穂浪士の討ち入りを知るや、さっそうと駆けつける。市川染五郎の一角、中村歌六=同右から2人目=の丈左衛門、中村芝雀=同左から2人目=のお巻。
「松浦」の主役は吉良邸の隣に屋敷を構える大名、松浦鎮信赤穂浪士びいきで、大高源吾の妹、お縫を腰元にしているほどの松浦は、討ち入りが決行されないのが不満で、お縫に暇を出そうとする。吉右衛門の鎮信、芝雀のお縫、染五郎の源吾、歌六宝井其角
  〜後略〜
毎日新聞 2007年12月3日 東京夕刊

写真は会見時より染五郎芝雀吉右衛門歌六歌昇
中央の吉右衛門丈のみがお着物で、ひときわ体が大きいというのがとても印象的なお写真です。


昨夜のエントリー後に“歌舞伎美人”を覗いてみたら、吉右衛門丈の記事があったのでご紹介。
  吉右衛門「本物の舞台芸術体験事業」に参加 | 歌舞伎美人(かぶきびと)
こんな企画があったんですね。*1
ページ上部の“隈取を描く吉右衛門”の写真に妙に惹かれたワタクシでした。襷がけのお姿に「リアル『吃又』…。」とか思ったり<何それ。あと自分のレポには書き忘れてしまったのですが、去年の“柝の会セミナー”福助丈がお話されていた“隈取の出来るまで”の絵の話を思い出したり。*2


*1:“試乗サービス付きの馬”には笑いました。でもこれって今年7月の国立の鑑賞教室でやってたのと同じ形なんでしょうね。あと“猪が走り”というのも。こちらの体験は無かったようですが。

*2:一昨年の1月歌舞伎座の『土蜘』に太刀持ちで出ていたコタちゃんが、土蜘の顔をしては吉右衛門丈にお見せしていたところ、ある日吉右衛門丈が隈取の書き方を順に描いた絵をくださったという話。その絵は速攻額に入れて飾られたとのことでした。