劇評

歌舞伎:十二月大歌舞伎(歌舞伎座) 玉三郎がお調子者の芸者好演
師走の公演に充実した演目がそろった。
  〜中略〜
最後が「ふるあめりかに袖はぬらさじ」(有吉佐和子作、戌井(いぬい)市郎演出)。玉三郎が気が良くてお調子者の芸者、お園をいきいきと見せる。七之助が亀遊にはかなさを出し、獅童の藤吉にいちずさが見えた。勘三郎の岩亀楼主人の商人ぶりもみもの。三津五郎福助橋之助ら主だったところが脇で顔をそろえる豪華な一幕。26日まで。【小玉祥子
毎日新聞 2007年12月17日 東京夕刊

写真は『ふるあめりかに袖はぬらさじ』よりお園(玉三郎)、岩亀楼主人(勘三郎)。


この記事も注目なのですが、これより昨日16日より別刷りの紙面にて連載が始まった『二代目中村吉右衛門 聞き書き』の方が読み応えあります。
でもこれ、ネットにはupされていないみたいなんですよね…。
今回のこの記事、通常と違うコーナーにupされていて散々探してようやく見付けたものなので、まだ探し足りないだけの話なのかしら。