八月納涼大歌舞伎



昨日宣言した通り(笑)、納涼の演目と配役一覧を。

歌舞伎座百二十年
八月納涼大歌舞伎
平成20年8月9日(土)〜27日(水)

◆第一部

一、女暫(おんなしばらく)
           巴御前  福助
        手塚太郎光盛  三津五郎
          轟坊震斎  勘太郎
   女鯰若菜実は樋口妹若菜  七之助
         蒲冠者範頼  彌十郎
           舞台番  勘三郎

二、三人連獅子(さんにんれんじし)
   親獅子  橋之助
   子獅子  国生
   母獅子  扇雀

三、眠駱駝物語 らくだ
    紙屑買久六  勘三郎
   駱駝の馬太郎  亀蔵
    手斧目半次  三津五郎

◆第二部

一、つばくろは帰る(つばくろはかえる)
    大工文五郎  三津五郎
   八重菊おしの  扇雀
    弟子三次郎  勘太郎
     舞妓みつ  七之助
      安之助  小吉
    弟子鉄之助  巳之助
    蒲団屋万蔵  彌十郎
   祗園芸妓君香  福助

二、大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)
     酒呑童子  勘三郎
   濯ぎ女 若狭  福助
    同なでしこ  七之助
    同 わらび  松也
     卜部季武  巳之助
     碓井貞光  新悟
     坂田公時  勘太郎
      渡辺綱  彌十郎
     平井保昌  橋之助
      源頼光  扇雀

◆第三部

一、新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり)
   更科姫実は戸隠山の鬼女  勘太郎
            山神  巳之助
         従者右源太  高麗蔵
         同 左源太  亀蔵
          侍女野菊  鶴松
          腰元岩橋  市蔵
           局田毎  家橘
       余吾将軍平維茂  橋之助

二、野田版 愛陀姫(あいだひめ)
         濃姫  勘三郎
        愛陀姫  七之助
   木村駄目助座衛門  橋之助
     鈴木主水之助  勘太郎
      多々木斬蔵  亀蔵
       斎藤道三  彌十郎
      祈祷師荏原  扇雀
      同  細毛  福助
       織田信秀  三津五郎

■料金(税込み)
   1等席 12,000円
   2等席  8,400円
   3階A席  3,500円
   3階B席  2,000円
 1階桟敷席 14,000円


女暫

去年のまさに今頃、團菊祭での萬次郎丈のお姿が記憶に新しいところですが。
福助丈でー! ということで思わずリキが入ろうというもの(笑)。
祇園守の素襖が拝見出来るのに今からワクワクしてます。

三人連獅子

演目をざっと見た時、中村屋の専売特許である『三人連獅子』に「またか」と思ったんですが。
こういう形で来たかー、と。“母獅子”って初めて見るぞ。前シテの狂言師という設定はどうなるんでしょう? 拵えはやっぱり違うんだろうなぁ、とか色々楽しみ。*1
そしてもう国生ちゃんが連獅子を勤める歳になったのか…としみじみ(笑)。*2

らくだ

さっくり検索してみたんですが、前回当時勘九郎丈が上演されたのがいつだったのか、というのがよくわからず…。ってああ、『野田版鼠小僧』で死体役の獅童丈と爆笑モノの掛け合い(?)があったっけー。あれ観て「『らくだ』っていうのがこんなんだとか何とか…。」と思った記憶が蘇りましたよ。あと以前上演した時に、亀蔵さんが凄かったという話とか。
とは言っても『らくだ』の筋って全然知らないんですが<え。
はいじゃあここで予習 → らくだ 落語: 落語あらすじ事典 千字寄席

つばくろは帰る

これが今回上演の中で一番謎な演目。
さっくり調べてみても出てこないんですよねぇ。さっくりだからイカンのか?(笑)
過去に新派での上演記録があるものの、内容不明。
ここ数年恒例の“三津五郎丈掘り起し企画”(笑)ですねきっと。配役の最後にお名前が載っている福助丈が、話の中でどのくらいのウエイトを占めるのかが気になる…。

大江山酒呑童子

うーん、歌舞伎の演目としてそこそこ演ってると思ったのだけど…。手下の茨木童子は『戻橋』とか『茨木』とかになってるけど、酒呑童子は無いのかな? これまたさっくり調べてもはかばかしい結果出ず。能には『大江山』という題であるようだけれど。
あ、舞踊があるのか。
  http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10001200999912050130112/
まさしくこれですねきっと。

紅葉狩

二部と三部に分かれているものの、こちらも鬼の話。
勘太郎くんが更科姫・鬼女というのがとにかく楽しみ。*3
山神がみっくん、侍女野菊が鶴松くんというのも楽しみだわ〜。*4

野田版・愛陀姫

たらたら打っているうちに、思いがけない方から昨日のエントリーに対してコメント戴きまして。携帯にコメントとトラバが入ったらメールが飛ぶように設定してあって、そのメールにコメントは全文載ってるんですが…いやはや爆笑させて戴きましたよ。レスはまた改めてするけど、確かに…ホントそうだよねー(笑)。
で、話が全然わかってない、と書いたんですが。さっくりわかるページがあったのでご紹介。
  http://homepage3.nifty.com/classic-air/database/verdi/aida_syp.html
これ読むと、勘三郎丈のお姫様、っていうのもありかなー、という気がしてきたり(笑)。


今年の納涼は…やっぱり一部にいい席取るかな(笑)。

*1:「母獅子を福助さんがやればいいのにー!」と思ったのだけれど、『女暫』の後じゃ無理だって(笑)。

*2:「でも勘太郎くんの方が全然早かったよね。」と思って調べてみたら、11歳で、でした。『供奴』が9歳だったのよね。国生ちゃんが今13歳なんで早いことは早いけど。ってかもう国生ちゃん13歳て…!<遅いよ気付くのが(まだ小学生かと…)。

*3:血は吐くのかなぁ<違いますから。

*4:そういえば松也くんの名前が『酒呑童子』にしか無いのが気になるんですけど。未発表のお役をお勤めになるんでしょう、と思いますが。あ、あとさりげなく家橘丈のお名前があるのがまた良し。