期せずして






今日は中央に近い席で拝見。特に狙って行ったという訳でも無かったのですが。
東銀座に着いたのは多分先週と同じ地下鉄だったのだけれど、終わってからだと人だかりがするだろうなー、ということで入る前に上の写真を撮ったりしていたので中に入るのが遅くなり。先週は階段の途中で5分前が鳴りましたが、今週はそれも無く。
雨が降っていなかったからなのか、先週・先々週に比べると幕見席は結構賑わっていました。開演ギリギリというのもありましたし、席が8割方埋まっていたので場所を選んでいる余裕も無く、目の前に空いていた席に。中央ブロック上手寄りといったところ。


急いで行ったために汗だく、というのに加えて舞台への視界のうち、指定席の最後列の人と幕見1列目の2人連れが前のめりで…。隙間から垣間見る、というような状況だったためか、あんまり集中出来ませんでした。
先週・先々週はかなりたっぷりと長く感じたのですけど、今回は「あれ、もう終わり?」という。ああ残念。
でも結構仕事が詰まっていてずっと気持ちに余裕が無かったこともあり、とても良い息抜きになりました。本当に福助丈・染五郎丈のお2人揃った姿が素敵でうっとり。


終わってからロビーのチラシをチェックしたところ、裏にあらすじの書かれている所謂本チラシと共に、写真がメインの特別チラシが出ていました。*1
会社近くの駅のポスターは朝の時点で既に無く、*2来月ご案内のご新規様(笑)の会社の人に確認してもらえたかどうかわからなくて残念に思っていたのですけど、良いお土産となりました。


しかし私も1枚ずつ戴いてきたのですけど、まじまじ見ているうちにこの忠信って妙に面長な気が…。
今まで拝見した忠信って、獅童丈、亀治郎丈、勘太郎丈、松緑丈、菊五郎丈、幸四郎丈、海老蔵丈、映像(含む写真)だけだと右近丈と勘九郎丈、扇雀丈、それに忘れちゃならない猿之助丈。
うーむ。確かに勘太郎くんと今回のお写真ご当人である海老たま以外は、見事に丸若しくは四角っぽい輪郭の方々ばかりだわー。
本物の狐ってしゅっとした顔つきなのに、何なのかしらこの偏りは(笑)。


手元で眺めているとまさしく寿命が延びそうな美しい写真(笑)に、本番への期待が否が応にも高まります。まさに今月の『俄獅子』の染五郎丈を見ていてつくづく思ったんですが、立役の口角を墨でぐっと下げて描かれた化粧が特に好きらしいです私(笑)。玉三郎丈の静も素敵だし、本当に綺麗な写真ですねぇ…。
そして今気付いたんですが、『義経千本桜』の文字の横には桜が、『高野聖』には蝙蝠があしらわれているんですね。さり気ないデザインのこだわり、かしら。
あと…『高野聖』の玉さんの役名。何かで原作には付いていないけれど今回上演にあたって名前を付けた、というようなことを玉さんがおっしゃっていた気がするのだけど。チラシは“女”になってますねぇ。歌舞伎美人のデータでは…あれ? 先日ここにupした時点では確かに“雪路”となっていたのだけど、今確認したら“女”になってる。結局名前付けるのは止めたのかしら。


*1:現時点で歌舞伎美人はまだ仮チラシの画像。ということは本当に出来上がったばかりなのかしら?

*2:実際に駅で確認してみましたら、ポスターが貼られていたところは改札横ではなく通路中央の柱だったようで。そこだと駅ナカのコンビニに立ち寄る時以外は通ることの無い位置なので、先週気付かなくても不思議ではなかったです。ちなみにポスター撤去されていたんですが、そのスペースは空白のままで…。後がつかえていないのなら貼り続けてれば良かったのに、と思ったり(笑)。