とうとう



歌舞伎座の建て替えが正式発表されました。

歌舞伎座を建て替えへ=来年1月から「さよなら公演」
10月20日18時18分配信 時事通信


松竹は20日、東京・銀座の歌舞伎座の建て替えに伴い、来年1月から2010年4月まで「歌舞伎座さよなら公演」を行うと発表した。建物を取り壊した後、劇場とオフィスを併設した複合ビルを建設する予定。工期は約3年を見込むが、建物や再開場の時期などの詳細は、来年1月中旬に発表する。
現在の建物は1950年に完成し、翌年開場。歌舞伎の本拠地として数々の名舞台を生み、銀座のランドマークとして親しまれているが、老朽化が進み、耐震性などの点から現状維持は難しいと判断した。建て替え中は、東京・銀座の新橋演舞場を主な代替劇場として年間10カ月程度歌舞伎興行を行うほか、東京都内の他劇場や地方の劇場での公演も検討している。 

FM聴いていたらニュースとして流れたので検索してみましたら、上記のような記事が。*1
今まで何度も建て替えの話は出ていて、当blogでも何度か記事にしたことがありましたが。*2
4月で終わり、というのがちょっと半端だな、という気がしないでもありませんが、桜の花が散るが如く、といったところでしょうかね…。
しかしこの記事を見て物凄く嫌だったのが

劇場とオフィスを併設した複合ビルを建設する予定。

そしてこれに呼応するようにわざと今日にぶつけたの?と言いたくなるような記事がありまして。

松竹、12億円の営業赤字=映画不振で―08年8月中間期
松竹=2008年8月中間期の連結業績は、売上高が前年同期比6.4%減の447億円、営業損益が12億0900万円の赤字(前年同期は14億7600万円の黒字)、経常損益は15億1500万円の赤字(同12億7100万円の黒字)だった。主力の映像関連事業が不振で、売上高、利益ともに振るわなかった。シネマコンプレックス減損損失などを特別損失に計上したため、純損益は24億4600万円の赤字(同3億9700万円の黒字)だった。(2008/10/20-15:39)

ああ、松竹さん大変ね−、という気にはなりますけど。
演舞場みたいな味気ない、写真撮る価値ナシというような建物は建てて欲しくないんですけど…望み薄な感じ。


他サイトの情報によると、上演希望演目のアンケートを取ったりする予定もあるそうですが。*3
どう来ますかね、『さよなら公演』。


役者さんのコメントが出ている記事を見付けたので追記。
  歌舞伎座:老朽化で建て替えへ−−10年着工毎日新聞)…芝翫
  歌舞伎座リニューアル…13年、劇場&オフィス複合ビルへ(スポーツ報知)…幸四郎丈、勘三郎丈、福助
福助丈も“破風は残して欲しい”とおっしゃってますよ〜! ホント“都会的でおしゃれな外観”なんて要りませんから!*4


*1:ソース元となっている時事通信サイトにはYahoo!より後にニュースがupされたので、取り急ぎ魚拓を取ったこちらを掲載。…と思ったら、魚拓取れないようになってるんだな、時事通信

*2:関連過去ログは以下。
出ましたか。 - くだま記
とうとう決まり? - くだま記
はてさて… - くだま記

*3:こちらとか → 歌舞伎座、再来年4月で公演終了 建て替え後、再開場へ(47NEWS)

*4:“最後の初御目見得”はやっぱりいっくんになるんだろうか、と思っているのですが。初御目見得前のお子さんがいらっしゃる方は多分松緑丈だけなのではないかと…。でも当代三津五郎丈のように抱っこされて“初御目見得”というのも十分アリですからね。あと1年5ヶ月あるんだから、現在独身の役者さんにも今からお相手見付けて結婚して赤ちゃん産んでもらって駆け込み初御目見得という可能性ありですよ!(笑)