新春浅草歌舞伎
もうそろそろ演目出して欲しいんだけどなー、と某所で愚痴ったのが昨日の午前中。
そんな矢先に出ました。
新春浅草歌舞伎 平成21年1月3日(土)〜27日(火) ◆第1部(午前11時開演) お年玉〈年始ご挨拶〉 一、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり) 曲舞 奥殿 一條大蔵卿 市川亀治郎 常盤御前 中村七之助 吉岡鬼次郎 中村勘太郎 女房お京 尾上松也 八剣勘解由 中村亀鶴 播磨大掾広盛 市川男女蔵 二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも) 僧智籌実は土蜘の精 中村勘太郎 平井保昌 中村亀鶴 源頼光 尾上松也 侍女胡蝶 中村七之助 ◆第2部(午後3時30分開演) お年玉〈年始ご挨拶〉 一、一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり) 駒形茂兵衛 中村勘太郎 波一里儀十 市川男女蔵 船印彫師辰三郎 尾上松也 堀下根吉 中村亀鶴 お蔦 市川亀治郎 二、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ) 白拍子花子 中村七之助 所化 市川亀治郎 所化 尾上松也 ■料金(税込み) 1等席 9,000円 2等席 5,500円 3等席 2,000円 (学割…12月10日より浅草公会堂窓口のみ発売 1等席6,500円 2等席4,000円)
既に発表の通り、レギュラーメンバーであった獅童丈は演舞場へ、愛之助丈は松竹座にご出演ということで欠席。もう“卒業”なのでしょうかね? 2月の松竹座では合流されますが、ちょっと寂しいですね…。
でもその代わりと言うのも何ですが、松也くんが初参加。ぱちぱちぱち(笑)。
一條大蔵譚
亀治郎丈の一条大蔵卿か…勘太郎くんで観てみたいな。けどそれは浅草では有り得ないよね、もう何年か前に演ってるんだもんね(笑)。って何年前? ということで調べてみたら、こんな記事がまだ残ってました。
新世紀歌舞伎、勘太郎いきなり大役(2000.12.13)
…まだ19歳だったんだ…破格の若さだねこれは。あと何年か経ったらきっとまたお勤めになられることでしょう。その時を楽しみに、と。
そう言えば亀治郎丈も以前、『亀治郎の会』でお勤めになられたのでは…2004年のことでしたか。
お京が松也くんというのに惹かれます。
土蜘
勘太郎くんの智籌。正直納涼の『紅葉狩』は今一つだったんで、ある意味リベンジ的な感じがするのですけど。
胡蝶は七之助くんか…福助丈に習うんでしょうか? それともお祖父さま?
で…音若は誰?<ある意味マニアな私(笑)。一般の子役さんか、それとも血縁からいくと橋之助丈のところの誰かあたり?
一本刀土俵入
最初さらっと見た時
「勘太郎くんが…? ニンかな?」
と思ったんですが。
『双蝶々』って脳内変換してました(爆)。どっちも相撲取りの話だけどっ。ボケ過ぎだよ自分 orz
で、しっかり認識してみると(笑)これは! と。でも次にお蔦が亀治郎丈か−、と…。けどこれもホリちゃんとかおりょうとかのラインを抑えた感じでいけば…というこの考えは間違ってると思うけど(失笑)、そう考えるとかなり観てみたい度が跳ね上がりますよ。
京鹿子娘道成寺
これが今回一番意外だったな。勘太郎くんはまだやってないよね、花子。 七之助くんが先とは正直思いもよらず。
これもまたどなたに教わるのかしら、という興味があり。普通に考えるとお父様から、ということになるけど、やはりここはひとつお祖父さま・叔父さまから成駒屋型を教わって欲しいなとか思ったり。ええミーハーですすみません…。
あと今のところ所化に亀治郎丈と松也丈のお名前しか上がっていないのが気になるところなんですが。これは通常のぞろぞろ出てくる型ではなく、問答みたいな形式になるってことなんでしょうかね? 浅草だと人手足らないですもんね、中途半端に出すより2人の型の方が無難かと。
しかしこう一つ一つ挙げてみると確かに面白いのだけど、歌舞伎をあまり知らない人に一部はちょっと重いんじゃないか、という気がするのですけど。決して難しいものでは無いんですけどね、どちらも…。