初春花形歌舞伎



にらみの時に使う三方に掛けてある袱紗って、不入りの時でも“大入”なのかしらと思ったり。*1今日は文句無し、文字通りの大入だったようですけどね。
色々書きたいことがあるけれど、いつも通り纏まりません(失笑)。
とにかく『千本桜』での肉体美と、リアル過ぎるほどの愁嘆場*2海老蔵丈に魅了されました。

*1:そして刀はやっぱり“例のアレ”なのかなぁとか(笑)。

*2:腹を刺された痛みと父に刺された悲しみ、無念。他の役者さんの権太は間近で拝見していないのでわかりませんが、汗と涙(多分本当に泣いていたと思うんですけど。汗のそれが滴り落ちはしないだろう、というところから何度も滴が。)に涎も厭わない姿。維盛が語っている間の俯いた顔の苦悶の表情と時折大きく見開かれる瞳の哀しさ。