あたらしいかぶきざ

新「歌舞伎座」は29階建て 唐破風の外観そのままに
老朽化のため、平成25年春の完成を目指し改築準備が進められている歌舞伎座(東京都中央区)のリニューアル後の施設の全容が27日、わかった。現在の場所に、地上約150メートルのオフィス棟(地上29階)と瓦屋根、唐破風(からはふ)の外観を残した劇場(4階)の複合施設を建設。内部には伝統文化継承のため歌舞伎ギャラリー、育成機能を持つ「アカデミー」なども開設し、国内外に歌舞伎の文化を伝える情報発信基地とする計画だ。
  〜後略〜

という記事をwebにて発見。母親の話によると、夕方のNHKニュースでも報道されたとか…?


他所様の記事を拝見していたところ、石原都知事の発言について色々とご意見があったのですが。単にさっくり読んだだけなので記憶に無いのか、と思ったら、ソースが違うところのものだったようで。
  歌舞伎座、装飾を抑え現代風に 建て替え計画案提出asahi.com
“銭湯みたい”ねぇ…。“今の外観を忠実に継承する方針”を見た上での発言となっていますが、これ実際“どこまで忠実か”という話じゃないでしょうかね。その案の画を実際に見ないことには批判出来ないな、と。別に私は石原都知事のファンでも何でもありませんが。どころかむしろ嫌いな方ですけどね(微笑)。しかしオペラ座みたいに、ってのは意味不明。これって“古い時代の格調高い雰囲気を”という意味で引き合いに出した訳じゃないんでしょうね。どこの国の話をしてるんだ、っての。なんでこう日本の政治家って揃いも揃って悪趣味で頭悪いんだろうねぇ…。
というのはもうさておき。気になるのは、先に挙げた記事の中にあるイメージ図。舞台や客席を見下ろせるギャラリーを作るというのは良いことだと思うのですけど、*1このイメージ図を見ると、どうしても幕見に当たる部分があるとは思えないんですが。*2
更に、全体的な外観については…ガラス張りってねぇ…唐破風と合わせるのにガラス張りってのは無いでしょ。趣味悪い。
後に挙げた記事の方が色々と考えさせられる内容になってますね。最初の記事だけだと当たり障りのないことしか書いてないですわ。後の記事改めて読んで絶句するやら呆れるやら…。


しかし数日前、こんな報道もあったようで。
  歌舞伎座の再開発、計画発表を延期、経済情勢の急変で日経BPネット)
実際には今日、先に挙げたような発表があった訳ですが。
唐破風にガラス張りの組み合わせが再考されるようなら、なんぼでも延ばして貰いたいと思うのは私だけ?

*1:NHKスタジオパークみたいなもんでしょうかね。

*2:あと“育成機能を持つ「アカデミー」なども開設”って、国立劇場の養成所みたいなものなのかな?と。現在の国立劇場のカリキュラムが移ってくるのか、それともそれぞれ独立したものなのか。それ以前に“育成”されるのはどの分野なのかという話である訳ですけど。