インタビュー

さよなら歌舞伎座:三代の女形/上 中村芝翫
現・歌舞伎座は4月いっぱいで劇場としての役割を終え、建て替えに入る。東京の成駒屋中村芝翫福助、児太郎の親、子、孫が現役女形として活躍する稀有(けう)な家だ。三代の目を通し、戦後の再建からこれまでの歌舞伎座の歴史をたどってみたい。【小玉祥子


◇「わが家のような場所」 襲名、一家の繁栄の歴史刻み
現役女形の最高峰に位置する芝翫はまた、日本俳優協会会長として歌舞伎俳優を束ねる立場にもある。現在82歳。歌舞伎座の4月公演では第3部「実録先代萩」の主役、浅岡を演じている(28日まで)。
同座を「わが家のような場所」と表現する。「一番楽しいのは地方公演から戻り、大道具も飾っていない舞台の真ん中に立った時です。3階席まで見渡すと自分の家に帰ってきたような感じがします」
  〜後略〜
毎日新聞 2010年4月8日 東京夕刊

第2回にあたる“中”は15日に掲載とのこと。
歌舞伎美人の以下の記事と合わせて楽しみたいと思います。
私と歌舞伎座 〜受け継ぐ伝統、新たな出発〜 第12回 中村芝翫