劇評

歌舞伎:御名残四月大歌舞伎(歌舞伎座) 人気演目と豪華な顔がそろう
現・歌舞伎座の最終公演。人気演目と豪華な顔がそろった。
  〜中略〜
3部は「実録先代萩」から。芝翫の浅岡が若殿、亀千代(千之助)と国元から訪ねてきたわが子、千代松(宜生)へのそれぞれの思いを情味豊かに表現した。子役2人も素直な好演。幸四郎の小十郎、橋之助の鉄之助。
最後が「助六」。団十郎の骨太な助六玉三郎のあでやかな揚巻の取り合わせがいい。菊五郎の白酒売が、ほど良い柔らかみを出す。周囲も豪華で見応えあり。左団次の意休、仁左衛門の門兵衛、勘三郎の通人、三津五郎の福山かつぎ、福助の白玉、東蔵の満江。28日まで。【小玉祥子
毎日新聞 2010年4月15日 東京夕刊

写真は『助六由縁江戸桜』より助六團十郎)と揚巻(玉三郎)。


四月公演もあと半月となってしまいましたね…。
舞台写真も今日から出たという話ですし、あと2回の現歌舞伎座での観劇、楽しみたいと思います。