歌舞伎役者舞台バナシニ題


演劇:尾上松緑が「夏ノ夜ノ夢」で主演 「一から役作り上げプラスアルファも」
◇襲名以後初の現代劇出演
歌舞伎俳優、尾上松緑=写真・小林努=が、シェークスピア作「夏ノ夜ノ夢」(小池竹見脚色、加納幸和脚色・演出)にパック役で主演中だ。歌舞伎以外への舞台出演は、2002年の襲名以降初めて。東京公演が日生劇場で14日まで、大阪公演が大阪松竹座で18日から26日まで。
「父(初代辰之助)の『リチャード三世』も見ていますし、シェークスピア物に関心はありましたが、パックをやることになるとは思ってもいませんでした。皆さんがお持ちのイメージを壊さず、プラスアルファが出せたらいいですね」
  〜後略〜

毎日新聞 2006年3月7日 東京夕刊》

写真はラフなお姿でインタビュー中(多分)の松緑丈。*1


こちらの公演のレポートはid:ascent:20060305に詳しく。
チラシやら初日前々日の新聞広告やら歌舞伎モバイルのインタビューやら上記チハさんのレポートその他色々な媒体での紹介などを拝見していると興味そそられるんですがねー。*2今月はとにかく細々と動く予定があるので…トホホ。
妖怪妖精パック、後にDVDにでもなって現れてくれないかしらん。*3


続いてこんな記事も。

舞台:「AMATERASU」 玉三郎が「鼓童」と初競演−5〜6月、東京・京都で
歌舞伎女形坂東玉三郎と、佐渡を拠点に活動する、太鼓中心の音楽芸能集団「鼓童(こどう)」が初競演する「AMATERASU(アマテラス)」(玉三郎、大場正昭演出)が5〜6月、東京と京都で上演される。
アマテラスがスサノオの暴虐に怒り、天の岩戸に身を隠したので、世の中は暗闇になってしまう。そこで岩戸の前でうたげを催しアメノウズメが舞うと、アマテラスが岩戸を開け、世の中に光が戻る−−。日本の神話をテーマにした舞台。太鼓のほか、弦楽器などさまざまな音楽と歌で展開する。せりふはない。
  〜後略〜

毎日新聞 2006年3月7日 東京夕刊》

写真は中央に玉三郎丈、周りに鼓童のメンバー。*4


確かこの公演のチラシって、海老蔵丈の『信長』の物議を醸し出したバージョン(笑)と同時に発表された記憶があるんですが。
今だから言いますが、正直私にはこちらの写真の方がインパクトありました…(苦笑)。
歌舞伎ってモノがどんなものかというのが朧気ながらでも分かっている一般の人に、普通の女形の時の写真を見せれば、逆に今の時代“男だろ”と思われるのではないかと思うんですが、この写真はそういう感じが全然しないところがポイントでしょうか。
やっぱり玉さんて人間という枠を超えてる気がする…。

《2006.3.9 記》

*1:adidasのウインドブレーカーに中はサッカーシャツでしょうか? あとこれはカチューシャなのか…いずれにしても松緑丈、バンダナとか頭にかぶるものお好きな気がするんですが。気のせい?

*2:更に追い討ちをかけるようにe+では得チケになってるし(汗)。

*3:勿論、劇場での生モノと映像とでは色々な意味で雲泥の差がある訳ですが。

*4:多分現在配布されているチラシと同じ。