会見二題


楽屋ばなし:中村玉太郎 松江のイメージ一新したい
「六代目中村歌右衛門四月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座)で、自身=写真右=は六代目中村松江を、5歳の長男、彩人=同左前=は五代目玉太郎を襲名し、初舞台を踏む。
「玉太郎になって30年。節目の年に(中村)魁春のおにいさんが大きくしてくださった名前を襲名できることをうれしく思います。女形が多かった名前ですが、僕は最近立役志向なので、松江イコール女形のイメージを一新したい」
昼の部で「関八州繋馬」の頼平、夜の部で「伊勢音頭」の万次郎を演じる。新・玉太郎は「関八州」の里の子を演じる。屋号も成駒屋から加賀屋になる。
父の(中村)東蔵=同左=は一般家庭から歌舞伎界に入り、道を切り開いた。
その東蔵は「例えるなら私が移民の一世、玉太郎が二世、彩人が三世。彩人には歌舞伎界を背負って立つような役者になってほしい」と期待を語った。4月1日から同25日まで。問い合わせはチケットホン松竹(03・5565・6000)。【小玉祥子

毎日新聞 2006年3月29日 東京夕刊》

写真は左より、東蔵、彩人(五代目玉太郎)、玉太郎(六代目松江)。


確かに観劇歴が浅い私ですら(だからこそ、なのかも知れませんが)“松江”と聞けば当代の魁春丈を思い出し、女形さん、という発想になりますね。
今月は珍しく昼の部は早めに観に行くのですが、口上のある夜の部は楽近くなので楽しみは後々、ということで。
新・松江丈は勿論のこと、新・玉太郎くんがどんな役者さんになられるのか楽しみです。*1

NHK:大河ドラマ風林火山」、主演は内野聖陽さん
NHKは31日、07年に放送する大河ドラマ風林火山」(井上靖原作、大森寿美男脚本)の出演者を発表した。主役の軍師、山本勘助役は文学座内野聖陽(まさあき)さん▽武田信玄役は歌舞伎俳優の市川亀治郎さん▽上杉謙信役は歌手のGackt(ガクト)さんと、異色の顔合わせ。内野さんは「ものすごい重圧ですが、最初から飛ばして今までにない勘助役をつくりたい」、Gacktさんは「侍スピリットを表現したい」と抱負を語った。【油井雅和】
(07年NHK大河ドラマ風林火山」に出演する(左から)Gacktさん、内野聖陽さん、市川亀治郎さん=東京・渋谷のNHK放送センターで31日午後5時34分、油井雅和写す)

毎日新聞 2006年3月31日 19時22分》

既にあちこちで話題になっておりますが、亀治郎丈、来年度の大河ご出演決定とのこと。
で、記者会見のお写真が。
率直に申し上げまして…訳わからん写真だよ(爆)。これ見て時代劇の制作発表の記者会見とは誰も思えないでしょう…。
真ん中の内野聖陽氏の坊主頭にスーツに加え、左のガッくんのサングラスにオールバックにスーツってのがもう“ソノ筋的”なオーラ全開にさせてますね(苦笑)。右端の亀治郎丈の“正装”がそれに輪をかけてしまっているようでもう何も言えません(笑)。
ちなみにこの報道を知って最初に思ったことは
「ガッくん、青い目の武将なのかなぁ…。」
でした<絶対無いから。

*1:そしてこのエントリー書くにあたり、歌舞伎座HPを確認しに行ってみたのですが。幕見情報出ましたね…初日過ぎたんだから当たり前ですけど。『伊勢音頭』19:15から販売ですか。一応ワタクシ拘束時間は17:00までらしいんですが、うーん…幕見代と労働時間マイナス分で既に懐が痛くなるかも知れませんな(失笑)。一度くらいは行ってみようとは思ってますが、どうなることか。