菊五郎丈インタビュー


尾上菊五郎:「伽羅先代萩」の政岡役 11月の歌舞伎座昼の部
◇乳母から母へ戻る場面、抑制きかせて演じる
尾上菊五郎が11月の歌舞伎座昼の部で「伽羅先代萩」の政岡を演じる。女形の大役のひとつである政岡の初演は1985年。「一生懸命やるしかない」と役の重さを表現する。
伊達騒動」をモデルにしたお家騒動物。足利家に仕える政岡は若君、鶴千代の乳母。お家を狙う悪人たちから鶴千代を守ろうと孤独な戦いを続け、ついにはわが子、千松をも犠牲とする。今回は発端となる「花水橋」から「竹の間」「御殿」「床下」「対決」「刃傷」までの上演。
  〜後略〜
毎日新聞 2006年10月26日 東京夕刊

写真は舞台より、政岡を演じる菊五郎丈。