インタビュー

毎日芸術賞の人々:/5止 中村吉右衛門さん
中村吉右衛門さん−−演劇部門
◆「元禄忠臣蔵」「引窓」「夏祭浪花鑑」
◇お客様の心に生きたい
本賞の前身「毎日演劇賞」の特別賞「演技別賞」を、1956年に11歳で受賞している。以来約半世紀。「驚くべき天分」と選評で賞された少年は、歌舞伎界を背負って立つ俳優の一人となった。
  〜中略〜
「役者の芸は死ねば終わりです。時代を共にしたお客様の心の中にどれだけ生きられるか。それにはお客様を感動させなくてはいけない。目標とする初代はそれができる役者でした。その域に達することは難しく、重圧に心の揺れた時期もありましたが、50歳を越してから、『これが自分の目指すところだ』と思えるようになりました」
  〜後略〜
毎日新聞 2007年1月18日 東京夕刊

写真はインタビュー時の吉右衛門


印象に残った箇所を抜き出してみました。
世代は違っても時代は共にしているのよね…、と今更ながら思ったり。