寄席:2月中席・大喜利「鹿芝居」(半蔵門国立演芸場) 面白さは買える
噺家(はなしか)の芝居だから鹿(しか)芝居。文士劇や歌舞伎の俳優祭と同様、普段とちょっと違う御景物というのが本来で、いわゆる大喜利という十日間興行にはかつては見られなかった。落語の「権助芝居」のように、道楽半分だから、経費持ち出しでもいい役をやりたい。その昔、志ん生のお軽の羽子板が残っている。
これを国立ならではの舞台美術、なんと、指導役は坂東三津五郎中村芝雀という豪華さで、持ち出しなしで中席の企画興行が成り立った。
  〜後略〜
毎日新聞 2007年2月19日 東京夕刊

新聞をさっと眺めていて、見慣れた雰囲気なのだけれど、でもなんだかどこか違う、という舞台写真が。
よく見たらこの記事。『七段目』なのだそうです。今月の歌舞伎座と同じですねー。意識されてこれ持って来られたんでしょうね、多分。
落語のことは全くわからないのですが、面白そうですね、こういうの。文中にもありますように今回は超豪華版らしく、三津五郎丈と芝雀丈のご指導ありとのこと。


歌舞伎好きブロガーで落語もお好きという方を何人か存じ上げていますが。
今回のこの芝居と付随情報については『豆若茶房:ミックス寄席』に詳しくあります。
芝雀丈の落語というのは私も聴いてみたいですね。去年の“女形の夕べ”でのお話、とっても楽しかったんですもの、落語もあんな雰囲気でお話されるのかなー、と思ったり。*1

*1:そしてほんの少しだけ録音が聴けた福助丈の落語というのを思い出す私なのでした。結局こんなんです。