インタビュー

ひと:市川団十郎さん=パリ・オペラ座で初めて歌舞伎公演
◇今まで経験のない重圧を味わった−−市川団十郎(いちかわ・だんじゅうろう)さん
「歌舞伎と日本の文化を背負う気概で」パリに乗り込んだ。30日まで5回行われる公演の切符は発売と同時に完売。「口上」では俳優9人が自己紹介に加え歌舞伎や演目の説明もフランス語で行い、人気を呼んでいる。
勧進帳」は親子で主役2人を日替わりで務め、日本ではめったにない「海老蔵の弁慶」、「団十郎の富樫」が実現した。「海老蔵の提案だったが、この劇場で5回弁慶を演じるのは大変なことで『親孝行なことをしてくれた』と感じている」と明かす。海老蔵さん(29)は「父の富樫を生で見るのは初めて。僕は突っ込む方だが父は優美な感覚。僕にはそれが少し欠けていることが分かり、勉強になる」。
オペラ座は舞台の広さや音響も日本とは異なる上に花道もない。海老蔵さんの弁慶は「客席に近づきたい」と舞台の段差に板を架けて六方を踏んで客席に降り、中央通路を駆け抜ける。団十郎さんは「六方で降りる際、私の年では踏みこたえられるかどうか。失敗したら大変なので舞台上で引っ込む形にした」と言う。
  〜後略〜
毎日新聞 2007年3月27日 東京朝刊

写真は正装の團十郎丈。*1


昨日の『NEWS23』を録画しておいて視たのですが。
NHKのニュースが3分ほどの放映だったので、この番組も期待していなかったのですけれど、司会の筑紫さんがあちらにいらしていて*2対談などがあり、とても充実した内容でした。正味20分ほどでしたでしょうか。視られて良かったです。
コーナー一番最初、オペラ座内の図書館の一角で筑紫さんを待つ團十郎丈の姿がとても素敵でした。

*1:恐らく24日の会見時のものでしょう。

*2:該当コーナーしか視ていないので、何故行かれているのかはわかりません。