『すずめ二人會』

記者が選ぶ今週はコレ!・シアター:芝雀正雀の「すずめ二人會─夏の巻」
歌舞伎俳優の中村芝雀と落語家の林家正雀による第3回「すずめ二人會(かい)−夏の巻」が7月4日、東京都台東区全生庵で開催される。
三遊亭円朝の怪談噺(ばなし)の傑作「怪談牡丹燈籠(ぼたんどうろう)−栗橋宿」を掛け合い形式で送る。全生庵円朝菩提寺(ぼだいじ)。昨年には同じ会場で円朝作の「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」から「豊志賀の死」を同形式で上演した。
掛け合い噺の前に、正雀により「牡丹燈籠」の「お札はがし」が語られる。浪人の萩原新三郎に焦がれ死にしたお露の幽霊が、新三郎に近づくため、自身の行く手を阻むお札をはがしてと伴蔵に依頼するくだりだ。
  〜後略〜
毎日新聞 2008年6月30日 東京夕刊

一昨年の『女形の夕べ』でこの企画のお話を聞いて以来、おもしろそうだなーと思いつつもう3年。
この記事にあるように、今年は『牡丹燈籠』とのこと。去年10月の歌舞伎座での上演が記憶に新しいところですが、言葉だけの『牡丹灯籠』というのはどんなものなのか興味深いところです。