インタビュー

中村芝翫:80歳、女形舞踊の「藤娘」 足腰衰えず見せられる
◇先代勘祖も満足した振りで
今年傘寿(80歳)を迎えた中村芝翫が、10月の歌舞伎座昼の部で女形舞踊の人気曲「藤娘」を踊っている。「病弱でしたのに、よくここまで生きたなあと思います。お陰様であまり足腰が衰えていないものですから、そんなにみっともない踊りを、お見せしないで済むのでは」
藤の精が娘のさまざまな姿を踊りで見せるのが趣向だ。芝翫が師と仰ぐ、踊りの名手でもあった六代目尾上菊五郎は、中で用いる曲を「藤音頭」に改めて装置も変更し、古典の「藤娘」に新しい命を吹き込んだ。芝翫も先代藤間勘祖振り付けによる六代目式の踊り方を踏襲している。
「先代勘祖が踊りの師匠になられてから初めて振り付けられたもので、藤間宗家ではとても大事にしていらした。振りも7通りくらいあるとうかがっています。78年2月に歌舞伎座でつとめた際、勘祖は『一番難しい振りで踊ってちょうだい』とおっしゃいました」と懐かしむ。
  〜後略〜
毎日新聞 2008年10月6日 東京夕刊

芝翫丈の傘寿の記念ということもありましたので、是非拝見したいと思いながらも予定が立てられず今日まできてしまっているのですが。
友達の感想などを読んで、もうこれは絶対に拝見しないといけない!という気になり。更にこの記事が…。
どうにかして今週末〜来週火曜までの間に拝見しに行きたいと思っています。