アクシデント



もぐさに火が移りません@於染久松色読販


線香の火が消えてしまい、違うものに取り替えてもダメ。既にこのあたりの時点でうっすら笑い出す染五郎丈(笑)。
一度取り替えた線香に再び火を点け、もぐさに付けるもやはり点かず。この辺りから手を顔にかざした形で控えていた福助丈がぷるぷるし出す(笑)。
更にもぐさを取り替えても、線香をとっかえひっかえしてみても全く火が移らず。とうとう耐え切れず前述の形のまま、くるりと後ろを向いてがっと下がり爆笑の福助丈…。勿論場内も。
錦吾丈のおっとりした焦り具合と、丁稚どんの子役ちゃんの一生懸命な姿が忘れられません(笑)。*1


今日の陽気にやられたのか非常に具合が悪く、ぐったりしているうちに今度は睡魔が…という状態で、ちょっと危険なところだったんですが、この一件ですっかり目が覚めたワタクシ(苦笑)。


福助芝のぶ両丈の“近道”でのやり取りも目の前で拝見出来た*2わくわく大満足の夜の部でした。*3




*1:結局、元火に直接もぐさを押し付け点火した模様。“模様”というのは横で爆笑している皆さんに視線が行っていたので点火した瞬間を見ていなかった、というのと、元々私の席からは近過ぎて(最前列上手側)元火があったと思われる辺りが全く見えなかったため。多分火鉢などでなく煙草盆だったと思うのですが。もうもうと煙が上がるもぐさを持ち「この方が早いわ。」と呟いた錦吾丈に場内は更に爆笑しておりましたねぇ(笑)。

*2:「富士山見物かいなぁ。」「富士山と言えば今日は大相撲千穐楽日馬富士が優勝しましたわいなぁ。」という本日限定入れ事付き。

*3:鬼平犯科帳』は芝雀丈のおまさが可愛らしく(特に小間物屋に化けて荷物背負って花道に現れた時!)、吉右衛門丈の平蔵の昔語りの艶っぽさに萌え(笑)。