『魔界転生』より流転〜『THE ALFEE in 激突』を観る



昨日のエントリーは、纏まり無さの極致を突っ走ってしまった訳ですが。
どうしても気になって仕方が無かったので、朝っぱらから発掘作業。*1THE ALFEE in 激突 [VHS]』を視てみました。…何年振りよ?


パッケージを開けてまず、購入した時にビビったことを思い出しました。
作品解説のシート*2とキャニオンから当時発売されたビデオの一覧広告、それに高見沢氏の天草四郎姿の写真が…何故か2枚。全く同じものが2枚入ってたんですよ、えぇ。びっくりして友達に聞いてまわったら、やはりみんな1枚だったそうで(笑)。「祟られてる。」とか「呪われてる。」とか散々言われましたね。え、それは勿論四郎様にではなく高見沢氏にですよ<祟りや呪い。
それから作品解説のシートの写真を見て愕然。昨日のエントリーにはテレカに緒方拳さんしか写っていなかったように書きましたが、千葉ちゃんもしっかり写ってましたよ…(汗)。本当にすっかり忘れまくりでしたね。


で、このビデオだけでなく、ビデオデッキそのものを使うのが本当に久しぶりだったので、某化粧品会社から送られてきたサンプルに付いてきたプロモーションビデオを先に一度突っ込んで動作確認(笑)。無事を確かめてからいざ再生。


内容は…こちらもほとんど忘れてましたね(苦笑)。本当に昨夜書いた高見沢氏@天草四郎の小芝居(汗)くらいしか覚えてませんでした。
1曲目の『You get to Run』は一応最後の方がレコーディング風景やカラオケ状態モロわかり、というボーカル録りの画なんかが入ってましたが、プロモビデオというより、映画のハイライトシーンが中心。あとこの年に開催された夏のイベントのLIVEビデオと、やはり映画のハイライトシーンを組み合わせたものが2曲とか入ってましたけど、
「イベントの花火の画と映画の爆発シーンを組み合わせる、ってのは如何なものか…。」
とかいう(失笑)。ともかく飽くまで画の中心は映画。
坂崎氏が撮影所に突撃取材、という企画もありましたねぇ〜。緒方拳さんと一緒にロケ弁食べたり。
あと、“高見沢氏の天草四郎が出来るまで”というのもアリ。撮影所入りから羽二重付けて*3顔作って貰って。鬘がバシッと入ったのがすごいなー、と当時は思ったんですが。あれはどう考えてもきちんと作ったものですよね。出来合いであんなしっくり嵌る訳無いし。しかし今、そう見られるものでは無いですけど、歌舞伎の顔作るところとか、床山さんのお仕事とかを多少なりとも知った上で見ると、これはこれでまた違った面白さがあったり。勿論顔作ったとは言っても、この作品は白塗りではありませんが(笑)(でも眉は潰してましたね。当たり前か)。


そして映画のハイライトシーンの抜粋なんですが。
これはもう当時友達の間でも話題になったんですが。で、昨日のエントリーに書いた“四郎様二号”(笑)が当時描いた同人誌にも感想として書いてたんですけど。
「馬が痛い。」
と。*4
勿論よく訓練された馬たちだったのでしょうが、義経鵯越も真っ青って感じで、罠に嵌って転ぶわ、爆発で吹っ飛ばされるわと。とにかく馬が受難、という。今日見てもやはり
「大丈夫だったんだろうか、この馬たちは。」
と気になって仕方ないくらいの迫力でした。
一番圧巻だったのは、幼い主君・竹千代を守る長門裕之氏演ずる雇われならず者のうちの一人が、自らの体に油を被って火を放ち、敵の陣の火薬庫か何かに突っ込む、というところ。これがCGなんかじゃない本物。人間は防火服を着込んだ上に長門裕之氏に似せた特殊メイクを施したスタントマンで、これはこれで本当の火を使っているので凄いんですが、*5馬に乗って突っ込む訳で…馬にも何か特殊な薬品は塗ったそうですが、よくこんなこと出来るな動物がという。このシーンがいかに大変だったかといったことは確か当時、インタビューか何かで取り上げられていた記憶があるのですが、しかしだからなんだという記憶が無い…とほ(涙)。
ともかく、“ハイライトシーン”とはこの作品では、ほとんどが騎馬による乱戦シーンで、特にどなたか役者さんをクローズアップした場面というのはありませんでした。あ、千葉ちゃんと緒方氏の決闘シーンと、あと棒を使って敵を殴り倒しまくる役者さんのシーン*6というのはありましたが。


で、昨日のエントリーに対してのコメント(http://bincho.blog43.fc2.com/のびんちょ♪さまより)に気付いたのが、レスにもあるように、このビデオを見始めた時だったのですが。
丁度竹千代が映ったところで
「この子役さんは誰なのかのう…。」
と思った*7矢先にコメントに書かれていたのでびっくり(笑)。
だがしかしワタクシにはこの時点で名前を見ても全くわからなかったという…(死)。
で、先ほど検索かけてみまして改めてびっくり。
“お豆腐狂言”で有名なあの方でしたか!
本、何度か買おうと思ったんですよね…でも狂言まで手を出したらダメだー!と思って留まっているという(苦笑)。

こちら↓は持っているので…まぁ追々、ね(何)。

で、前述の通り、乱戦シーンがほとんどだったので、個別にどんな役者さんが出てらっしゃったのかがわからず…。びんちょ♪さまDVD所有の根拠(?)となっている織田裕二氏もわからず30分のビデオは終わったのでした(汗)。*8
タイトルにもなっている“ご乱心の家光様”*9も全く映らなかったしなー、残念。


そしてこのエントリーを書くにあたり、検索色々したんですが。
なんと『http://www.showtime.jp/cinema/』で有料配信してるじゃないですか、この作品!<いや、勿論“この作品”て、本編の映画の方ですよ(笑)。
しかもこの中を更にチェックしてみたら。
ジュリー版『魔界転生』も配信してるーっっ!!
会費払いっぱで全然利用していない会員なんですが…うーん、2時間近くパソの前で映画鑑賞って…。てかその前にパソ熱暴走で死にそう<論外。
期間限定配信では無いみたいだけれど、いつかは外されるんだろうなぁ…。しかし今はとにかく時間が無いよー。

*1:と言うほどのものでも無かったですが、私的には。荷物一個どかしたらすぐに出た。

*2:ビデオパッケージサイズに二つ折りされた紙に映画のあらすじがびっしり。

*3:この画がまた衝撃だったんだよねぇ。デコ広いのはわかってたけど、いつもひたすら隠していたから、このビデオで顕になったのを視てびびったんだわ(笑)。…てか某女性誌にオールバックの写真が載ったのは、これより後だったのか先だったのか?

*4:さあこれで段々“二号”が特定されてきましたねぇ…(笑)。あだ名というかペンネームで呼んでたんですけどね、流石にそれでも今ネットに流すというのはまずい気がするので飽くまで伏せておきますが。

*5:でも特殊メイク丸出しなのがアリアリで、折角の迫力が半減してしまったとも言う。

*6:「組!」の左之助みたいでしたね。で、今調べてまた思い出したんですが、この役者さん日本人じゃなかったんですよねー。

*7:ここらへん気になるようになったのも、歌舞伎を観るようになったからと言えるかと思います。

*8:最後のクレジットにも“Special Thanks”として緒方氏と千葉ちゃんの名前しか出なかった。

*9:京本政樹氏。あまりのハマり具合に当時ウケまくった…。詳細これも覚えていないのだけれど、京本氏と高見沢氏のファン、どちらかが撮影所でどちらかを勘違いして云々…という話もあったな、とか。